・CHX(クロルヘキシジン)を積極的に利用する
〜重度歯周病・虫歯菌の多い方へ〜

クロルヘキシジンはお口の中で唯一殺菌作用がある薬で、欧米では20年以上前から有効な成分と認められていましたが、ごく最近になって日本でも低濃度ながらようやく認可されたるようになりました。歯周病や虫歯のリスクの高い方にクロルヘキシジンを積極的に利用していただいて、状態を改善していきたいと考えています。

クロルヘキシジンの特徴は
 1. 幅の広い抗菌剤であり、歯周病菌、虫歯菌いずれにも効果あり
 2. 歯面に付着したクロルヘキシジン自体が長時間停滞し、プラーク抑制に働く。
 3. 安全性は、ここ20年来の使用結果から確認されてきている。
 4. 一時的な副作用としては、歯面や舌面への着色。時に味覚障害がある。
 5. 濃い濃度ではごくまれにショックなどが報告されている。

使用法は
 1. まず何も付けずに良く歯ブラシをする。
     汚れの上に薬を塗っても歯まで届きません。
 2. クロルヘキシジン含有の歯磨剤を歯によくなじませる
     薬を塗るイメージで歯のすみずみになすりつけてください。

 現在クロルヘキシジン含有の歯磨剤はガムデンタルジェルセンシティブ(味がよいとのことで当医院ではこちらを販売しています)・ジェルコートFがありますが、規制により濃度が0.05%に抑えられています。この濃度では効果がないわけではありませんが、殺菌力はかなり低くなってしまいます。
 そこでクロルヘキシジン含有の洗口液を混ぜて使って頂くことで、高い効果が望めます。具体的にはガムデンタルジェルセンシティブ(0.05%)1cm程度にコンクールF(0.36%)原液を2〜3滴たらして濃度を濃くして使っていただきます。
デンタルジェルセンシティブを歯ブラシに1cm程度とる コンクールFを2〜3滴たらす 少し苦いですがかなり効果があります。

  クロルヘキシジンは副作用として着色や一過性の味覚障害があります。使用により舌のしびれや酸味感が出た場合は使用を中止してください。また、上記の洗口液を混ぜる方法はかなり強い殺菌力があるので、常用はせず期間を決めて使用してください。
         ご使用を希望される方はまず医師にご相談下さい。
 当医院ではさらに3DS(Dental Drug Delivery System・・・歯形のトレーにクロルヘキシジン(0.2%)をいれて、お口に付ける事でお口の中の菌の状態を改善させる方法)を行っています。この方法はトレーに入れて歯に付けるため、唾液に邪魔されることなく薬を付けることが可能です。ご希望の方は医師にご相談下さい。

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