渡 辺 一 杉 展  05. 1 / 17 mon.- 2 / 5 sat.

『 おしなべて地球の輪郭(原寸大)− L A N D 2 − 』

 

  

 自分を支えるものがなくなったとき、人は本気を出すのでしょうか。悲しいものと、楽天的で漠とした希望。二つのメロディが同時に流れてもつれあっていく様な果てしない音楽。何もかもが全て赦されいて救いようがないくらい美しい。

 地面から遠ざかっていく自分に気付いて必死でそれを取り返そうとした。忙しい時間の流れの中で置き去りにされていく瞬間。不満や不安、満たされる、満たされないとは関係のないところでの持続。

 地球の輪郭を原寸大でかいている。
地球は100mで0.2mm曲がっていると言う。その曲線を100mロール方眼紙にかいている。

 学校の宇宙の物理の時間に地球のまるさについての話しをきいた。計算上、地球上に10kmの長い建物を建てると、地球がまるいために、建物の床の、真ん中と両端では2mの高低差ができてしまう。1kmだと2cm、100mで0.2mm。その話しを聞いた瞬間、その時座っていた椅子の下の床、の下の一階の床の下、の地面が一気にこちらへ迫って来て、地球全土を足の下に感じた。一瞬のこと。全てが崩れその瞬間にはすでに微動だにしない地球が厳然と目の前に存在して、その中で自分も変わりなく引き続き授業を受けている。頭の中?心の中?外?で一瞬姿を現わした得体の知らされることのなかった完全な曲線。原寸大の地球の輪郭。100mで0.2mm曲がる曲線を実際にかいてみようと思った。それをすることで自分に何が起こるのか?

 100mロール方眼紙が40万本で40000km、地球一周の原寸大の輪郭がかける。
今回はその2本目。

................ 渡辺一杉 2004. 11.

 

 

「 L A N D 」
地球の輪郭を原寸大で100mロール方眼紙にかいている。

2004年 京都市立芸術大学制作展/校内体育館にて 460 x 100000 x 210mm
紙・木・シャーペン・ルーペ・羽根・ガラス・映像・こたつ・その他


 

「 L A N D 2 」
GALLERY wks.  
05. 1 / 17 - 2 / 5
紙・木・シャーペン・ルーペ・羽根・ガラス・映像・こたつ・その他

 

 

 

 

 


 

 

 

  

 


略   歴

1977


1993
1995


1997
1998
1999

2001
2004
滋賀県に生まれる。
里山の風景の中で自然と接しながら裸の幼少期を過ごす。
8〜10才の頃、劇団日本維新派の野外劇場に出演。
京都市立銅駝美術工芸高等学校入学 日本画を学ぶ。
交換留学でアメリカに一年間ホームステイ。
ぽっかりとした空の下、幼少期との分離・郷愁の狭間で初めて「存在」というものに気付く。
京都市立銅駝美術工芸高等学校卒業
京都市立芸術大学入学 彫刻専攻
二回生の途中から二年間休学
自分で生活することがどういうことか、働きながらいろいろと模索。
復学
京都市立芸術大学卒業

展 覧 会 歴

2002
2004
2005
二人展「OUT」 OZCギャラリー
京都市立芸術大学制作展(同窓会賞) 校内体育館
弟8回 岡本太郎記念現代芸術大賞展  川崎市岡本太郎美術館
 
 

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