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Hickok 600A

TV-7と並ぶ真空管試験機としては定番中の定番です。後継機に6000シリーズがあります。
結構長い期間にわたり製造されており、製造時期により内部の部品レイアウトやパネルの模様などに変更があります。

BAMA (the BOAT ANCHOR MANUAL ARCHIVE)
600Aの回路図、マニュアル、チャートなどのデータはこちらで入手可能です。他にも真空管時代の無線機などのデータがすべて無料で入手可能。

600AはTV-7シリーズと同じGm測定型の試験機です。細かいところに違いはありますが、動作原理はTV-7シリーズと変わりません。別ページで紹介しているHEATHKITのTC-2などの簡易型測定器とは一味違います。測定の信頼性はこちらの方が上です。
※簡易型のエミッションチェッカーだとOKでもGm測定型で測るとNGのケースやその逆のケースがある(らしい)。

TV-7との違いは大きく2つ、メーターからGmが直接読み取れることと下部にロールチャートを内蔵していることです。
そのため使いやすさではこちらの方が上と言っていいでしょう。


アメリカから取り寄せたHickok 600A
中段のチキンヘッドつまみの並びやソケット、メーター配置、中央に
並ぶ7つの丸ボタンなどからもTV-7に似ていることがわかる。


TV-7B/U
写真の縮尺が違うのでわからないが、TV-7の方がサイズは小さい。

メーターは3000 / 6000 / 15000の3段階のレンジがあり、測定する真空管のGm値に合わせてメーター左横のつまみでレンジを合わせます。また、Gm測定の他にGOOD/BADによる簡易判定も可能です。
ツマミがたくさんあって使い方が難しそうですが、
 (1)ツマミをチャート指定の位置に合わせる
 (2)測定スイッチを押す
という基本動作はエミッションチェック型のHEATHKIT・TCシリーズと変わりません。


Hickok 600A メーター
幅13cm程度あり、TV-7シリーズよりかなり大きくて見やすい

使いやすさではTV-7の上をいくHickok 600Aなのですが欠点もあります。それは調整・修理がしにくいということです。
軍用のTV-7は現場で修理できるようにいろいろ工夫されておりメンテナンスマニュアルも出回っているのですが、600Aはエンドユーザーが自分で修理することを前提としていません。
※ネットで検索すると一応メンテナンスのノウハウは見つかります。→http://www.radiolaguy.com/PDF_Files/Hickok600-600Acalibration.pdf

Hickok 600A 使用メモ

メモ1・ヒューズが飛んだ
ヒューズに使われている81の定格は6.5V6.6Wですが、バイクや車用の6V8W球で代用できます。ホームセンターのカー用品コーナーなどで見つかります。
普通に使っている分にはまず飛びませんが、ヒーター電圧を50Vとかに設定したままうっかり6.3Vの真空管を挿したりするとピカッと光って切れます。ヒーターに通電すると同時に切れますので1,2個ストックしておくと安心です。しまった!と思ったときにはヒューズは切れていて、しかもそういうときに限ってストックしてないんですよね。おかげで次の休みまで作業が持ち越しに(体験談)。

メモ2・真空管試験機と真空管のペア組みについて
Hickok 600Aでの正確なペア組みは無理です。といいますか無駄です。これはTV-7でも同様です。ペア組み目的でTV-7や600Aなどを買うのはやめた方がいいです。
ペア組みはアンプの動作条件に合わせてやらなければ意味がありませんが、Hickok 600Aの試験環境と実際の動作電圧・バイアスは違うはずです。
言うまでもなくB電圧やバイアスによってGmには違いが生じます。ですからTV-7のテスト電圧で特性が揃っていても実際の動作電圧で特性が揃う保証はありません。

というわけで、TV-7でペア組みされた真空管を買う際はその辺を踏まえてペア組はあくまで目安として買いましょう。45とか60とかメモ書きのしてある箱を2個組にして売っていたらTV-7でペア組みしていると考えましょう。秋葉原だとキョードーとかクラシックコンポーネンツあたりはTV-7の測定値でペア組みしたものを置いているようです。

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