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ニキシー管時計の目次

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pvelectronicsのZ570M、IN-8-2のニキシー管時計 →今ここ
VFD(蛍光表示管)のIV-18を使った時計 詳細はこちら

新たなニキシー管時計キットの購入

日本では私がtubehobbyのキットを紹介したページを公開していたりXFUさんの製作講座のHPなどもあるせいかtubehobbyのキットばかり注目されているような気がしますが海外のニキシー管時計はtubehobbyだけではありません。
IN-14は「5」の表示が「2」を逆さにして裏返したものなので気に入らない、IN-16は管が小さくて物足りない。どこかに高性能なキットはないだろうか、と探していたところで見つけました。今度はイギリスの人が発売中のキットです。

PV Electronics のニキシー管時計

今回購入したのはイギリスのPV Electronicsというところのキットです。IN-8-2のものとZ570Mのキットの二種類です。

基本的な機能はtubehobbyの時計とほとんど同じでこんな感じです。
・夜間消灯or暗めに点灯機能
・日付表示
・12時間/24時間表示切り替え
・「:」(コロン)点灯/消灯切り替え
・GPSによる時計合わせ
・スーパーキャパシタによるバックアップ
・アラーム機能
など。

tubehobbyのキットとの大きな違いは
・スーパーキャパシタによるバックアップであること(電池とちがい数十分しか持たない)。
・アラーム付き
・LED付き
・組み立てマニュアルが詳しい
といったところです。GPSはtubehobbyと同じくBR-355が使用可能です。

Z570MとIN-8-2

Z570Mはドイツ製のニキシー管で管に赤いコーティングがされているのが特徴です。
文字の高さは13mmとIN-16やNECのCD81等と同じですが管の太さはIN-14やIN-8と同じくらいなのでIN-16より文字は大きいです。
数字の「5」もIN-14と違い「2」を逆さにして流用ものではありません。
コーティングは40度くらいのお湯にしばらくつけて置くとはがれるようです。
参考 How to remove the red filter

IN-8-2は型番からもわかるようにロシア製のニキシー管です。
文字の高さは18mmとIN-14と同じサイズで見栄えがいいです。
IN-14と違い「5」の表示もちゃんとしています。ただし残念ながら「4」の表示が美しくありません。写真の通り縦棒と横棒がしっかり交差して右に突き抜けません。

組み立て

PV Electronicsのキットはマニュアルにハンダ付けの手順が詳しく載っています。
大きな流れとしては
(1)5V電源周りのはんだ付け→電圧チェック
(2)170V電源周りのはんだ付け→電圧チェック
(3)トランジスタとか抵抗とかひたすらはんだ付け
(4)ニキシー管はんだ付け
(5)LEDやスイッチのはんだ付け
となります。マニュアルはもちろん英語ですが、部品番号さえ読めれば特に困らないでしょう。
動作チェック優先でのはんだ付け手順で背が低い部品からはんだ付けをしないので部品によってははんだ付けがしにくく感じるかもしれません。

組み立てにあたって気を付けたいところはこんなところです。
・LM7805のはんだ付け
 根元まで差し込まず、足を折り曲げたときにD1-3の上に来るように調整(接触しないように)

・電解コンデンサの向き
 C1は+が基板の内側、C2は+が基板の外側になります。
 急いで作業をしていると同じ向きに揃えてハンダ付けしてしまうことがあるので注意しましょう(体験談)。

・R7のはんだ付け
アラーム用のLED(D10)の取り付け方によっては干渉します。R7の取り付けはD10を取り付けるまで後回しにしたほうがいいです。


マニュアル通りのLEDの付け方。横向きにするので抵抗とは干渉しません。


LEDを縦向きに取り付ける場合。
基板サイズに近いケースを使い、スイッチ類のところにだけ穴を開けたい場合はLEDを縦に付けることになります。

・74141用に16ピンソケット使用を推奨
自分の経験ではこれまでに不良にあたったことはありませんが、掲示板などを見てるとごくごく稀に不良もあるようです。ICは交換が大変なので保険の意味でソケットを使っておくと安心です。

・ヒューズの取り付けにピンソケットの使用推奨
抵抗型のヒューズなのですが、基板に直接はんだ付けではヒューズが飛んだ時に交換が大変です。
問題なく完成してしまえばヒューズが飛ぶことはまずないのですが、電圧チェック中にテスターの先がちょっとぶつかって・・・という可能性もあります。

・LEDの電流制限抵抗の見直し
このキットはニキシー管の底面に青色LEDが付いているのですが、このLEDが結構明るいです。完成後はON/OFFの切替だけで輝度調整は出来ません。
もしLEDを点灯させて常用するならはんだ付け前にR36〜41を違う抵抗値で試してみることをお勧めします。

ニキシー管のソケット化

すでにtubehobbyのIN-14のキットのページで一番最後に紹介しているのですがあらためて紹介します。
こちらはかなりお勧めです!
動作不良時の交換も簡単ですし、なによりはんだ付けの際にニキシー管が斜めになる心配がありません。
1台作ってみると分かりますが、どんなに万全を期したつもりでも完成後に眺めてみると1本くらいは微妙に斜めになったりするんです。一度はんだ付けを終えてしまうとリカバリーは不可能です。ですがソケットなら前後左右、微妙に動きますので微調整も簡単です。

ソケットはピンだけで売っているものか1列の丸ピンソケットをばらしてつかいます。
はんだ付け前はフニャフニャで頼りない足も5mm位にカットしてしまうと普通のICの足と同じかそれ以上の強度に感じます。
私は5mm位にカットしていますがまだソケットから多少浮くので4mmくらいでも大丈夫かもしれません。


カットの際は5mm幅のテープをニキシー管の根元に巻きテープの縁にそってカットしていくと一気に同じ長さに切ることができます。

完成

IN-8-2ニキシー管時計。
コロンはtubehobbyのと同じロシア製のネオン管が山ほどあるのでそれを採用。
アクリルケースも注文してつくりましたがアクリルケースは高いですね…。5000円以上しました。
足は直付けではなくソケット使用です。


こちらはZ570Mニキシー管時計。
基板サイズはIN-8と同じです。管のサイズはIN-14やIN-8に比べて背がちょっと低いですが太さは同じです。

2012.3.7 初稿

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