【ホンダ6V車の12V化に関する考察】
当方所有のD型も 6V系電装ですが、いずれCT110のエンジンを入手して換装するつもりでいますので とりあえずまだ12V化は手を付けておりません。 そんなところに CLUB 121のマツオカさんの掲示板で12V化の話が盛り上がり、CTやMDの12V化について考察してみました。
ここでは、最近のホンダスクータ(Dioやタクト等)に良く適用されている12V系レギュレート・レクチファイヤ”31600-GBL-871”(MDではV型・X型に適用)を使った例を紹介します。考え方については 後述したいと思いますが、基本的に6V/12Vで発電機(ACG)の変更は必要ありません。単なる、このクラスの電装系に見合った発電量のある交流発電機だからです。
(この”GBL”レギュレータを使う以外にもやりかたはあると思いますので 後に考えてみます)

※CT110については 実車でテスト済。
尚、野暮な表現ですが 実施に当っては個人の責任範囲の中でお願いいたします。(電力系ですから 誤って発熱や焼損等に至らぬ様、十分確認を取りながら進めて下さい)
サービスマニュアル中の表現を使ってはおりますが、イマイチ判らない方もいらっしゃるかと思います。質問等は掲示板にて できる範囲で随時フォローし致しますので、聞いて下さい。

1.CT110 (UB/NZタイプ)
CTのオーナーズマニュアル中の配線図から 発電/充電系回路を調べますと、かなり古い、シーラカンスの様な回路が使われている事が判りました。レギュレート・レクチファイヤも いまどきのものとは全く機能が違うようです。
まずは実際の12V化の方法を紹介します。
〜 回路の変更
CT110(6Vタイプ)は レギュレータでヘッドライト系に電圧を一定にする制御が入っていません。また、ACGもチャージ(発電)コイルの両端(白線+ピンク線)が出ていたりと、同類のMD(6V)とさえも少し異なっています。以下の要領で手を加えて下さい。尚、CTオリジナルのレギュレータには黒線回路が来ていますが、黒線はこの構成では必要ありませんので 端を絶縁処理等しておいて下さい。(黒線はメインSWがONで12Vが来る回路です。)
CDI に入る黒/赤回路関連については、CDI点火専用のエキサイタコイルによる電源供給である為 12V化に当っては変更の必要はありません。
  1. 下図の赤で示した回路を増設 ※1 ※2
  2. CTオリジナルのレギュレータからGBLレギュレータへ換装
  3. レギュレータ用カプラを GBLタイプ レギュレータに合うものに変更し下図のピン配列にして接続。
  4. バッテリを12V化 ※3
  5. フューズを12V用へ変更 ※4
  6. 下記の"DC負荷へ"繋がる各負荷を12V系へ変更 ※5
  7. 上記 6.含め、バルブ類を12V系へ変更 ※6
※1: 黄色線はどこから引いても構いません。
※2: ピンク(桃)線はエンジンのどこか適当な所に確実に共締めして下さい。
※3: CT/MD程度の発電量であれば液入りバッテリでもMF(メンテナンスフリー)でも構いません。
※4: MFバッテリにはフューズホルダが付いていませんので、別途ホルダを追加する必要があります。
※5: ホーン・ウィンカリレーなどです。12V化による過電圧で逝ってしまいます。
※6: なるべくW数を合わす様にする。ウィンカ:10W、テール&ストップ:18/5W、ヘッドライトのお勧めは下記。
◎CTヘッドライト用のお勧めバルブ:ホンダ部品からのチョイス
34901-071-003 25/25 W 白熱電球で25Wですが、口金形状に完全な互換性がある。
34901-GS7-003 35/35 W
いわゆる"クリプトン"電球。オリジナルの白熱電球と同等のW数であるが、遥かに明るい。口金の3つの爪に若干の加工が必要。

2.MD90 (D型以前タイプ)
MDの回路もCT(UB/NZ)と同じく、ヘッドライト点灯系は電圧レギュレートされていません。ところがCTと異なる点として、チャージコイルの中間からランプ(点灯)出力が出されている事が挙げられます。このランプ出力も CTと同様に扱う事ができると考えられます。
〜 回路の変更
CT110よりも手を加える部分は少なくなります。
追加するのは 換装するGBLレギュレータに入る黄色線を追加することくらい。その他のポイントはCTの項目と同一と考えて下さい。

3.今回紹介した12V化手法の考え方

今日のところは時間切れ。主要なノウハウは紹介しましたので、電気的な仕組みについては後日紹介します。
気になってしょうがない、早く組上げたい等の都合があれば掲示板までどおぞ。

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