インナーチャイルド療法のご説明

 インナーチャイルドとは
自分へのイメージや思考形態、反応の仕方、感情表現などを形成した自己の一面をとらえたものです。主に、性格形成における後天的な部分をさしています。後天的な自己とは、胎内に意識を持って宿った時から以降をさします。
 幼児期や成長期の体験が人格形成に重要な影響を与えることは、一般に理解されていることですが、その重要度については充分な理解をお持ちの方は少ないと感じます。家族や地域社会の中で、幼い命は生きるためのノウハウをものすごい勢いで学んでいきます。学んだことの良いことも悪いことも、その後の人生観や自己イメージを織り成す礎となります。

私の体験から
 インナーチャイルドについて、ご理解頂くために私自身の体験からお話したいと思います。
このヒーリングに出会った頃、気づいたら人生はいつも同じ景色となって戻ってくると、大きな疑問をかかえていました。当時、私はある企業の会長秘書をしていました。立場上、耐えることや待つことは当然のことと心がけていましたが、どうやらそれは私的な部分でも起きていました。それは幼い頃から、私という人間を構成する大きな一面だったのです。それがとてもアンバランスでした。当然、主張すべきところにも耐えて黙視したり、また理不尽な要求や非礼に対してひたすら耐えたり待ったりということが常々起きていました。心の中ではいやなのに、状況は変化せず人との関係を変えていける力が自分にあるとは思えませんでした。
 そんな時私はこのヒーリングに出会いました。
トレーニング中の何度目かのセッションの時、「耐えること待つこと」について解明できるかもしれないと思い、それをテーマに受けました。
この信念をつくったチャイルドに出会ったとき、私は泣き崩れてしまいました。
それは、生まれて間もない頃の私でした。お乳が欲しくて泣き叫んでいる姿と、おむつの交換もなかなかしてもらえない私の姿があったのです。このとき、私の中で大きな信念ができてしまったことが理解できました。それが、「待つことそして耐えること」だったのです。
 私の実家は農家です。四月生まれの私を曽祖父に預け、出産直後の母は忙しい田植えの時期を迎えていました。お腹をすかせた私が泣き始めてから、母の元へと曽祖父は田んぼに出かけていきます。幼児にとって泣くということは最大の自己主張なのですが、それは毎回毎回、私にとっての試練となりました。足の遅い老人にとって、田んぼまでの距離は非常に遠かったと思いますが、私にとって、それは死を意味するくらい長い時間に感じられました。退行して、この幼い私を知ったとき、その体験がもたらす人生観を一瞬のうちに理解することができました。 お乳をもらうためには待ち、気持ちの悪いおしめも耐えなければならない。そして私の欲求は、それ程重要ではないのだろうと思ったのです。それはその後の私のあり方そのものでした。自分の欲求においても表現していくことにおいても、必要以上にバランスを欠いている部分が見られました。
私は自分自身であるこの幼児を腕に抱きしめ、泣きながら慈しみ癒し満たしていきました。
 その日の帰りの電車の中で、初めて感じるような変化が内側で起きていることが実感できました。私には心の中心部分に大きな空洞があることを知っていました。そこには悲しみが、まるで海のように広がっているようでした。そこに触れると、無力に立ちすくむしかありません。
その空洞が埋まっていたのです。

 現在、私はセラピーを通して数多くの方々と接する機会に恵まれています。そして、人々の最も深い心情的な部分に触れさせて頂くような仕事をしています。そんな日々のなかで、幼児期や成長期におけるマイナスの影響を変容させていくことがいかに重要なことか、身をもって感じています。
 今日幼児の虐待は日常のニュースとなりました。虐待は肉体へのことだけを意味するものではありません。精神的、心理的、性的なものも含まれ意識されないものもあります。その全ては尊厳を破壊し、生きる喜びや人格を歪めてしまう要因となります。私たちが大人となった今も、そうした出来事のトラウマや、何らかの過去の痛みを人知れず抱えていることがあります。
起きてしまった過去の事実を変えることはできませんが、セラピーはその事実の奥に隠された
真実の自己と出会い癒すことによって、再び慈しみを持って人生を歩んでいくためにあります。




メリットは
1. 自分の中に本来そなわっていた力を取り戻す
2. 否定的な自己イメージから肯定的なイメージへ変容する
3. 創造性への足がかり
4. みずみずしい感性や生き生きとした感情を取り戻す
5. 大自然や宇宙とのつながり
6. スピリチュアルな自己に出会う
7. ストレスの軽減
8. その他