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1.Keiki's Dream (Child's Dream)
2.I Saw Three Ships 3.Babe Is Born/Enter the Stable Gently 4.Snowfall Lullaby 5.It Came upon a Midnight Clear 6.Impending Death of the Virgin Spirit 7.Nit de Nadal (Christmas Night) /El Noi de la Mare (Song of Mary) 8.Dreamtime 9.Year's End 10.Song Before Spring 11.What Are the Signs 12.Rain into Snow 13.20 Below 14.Christmas Wish ※:トラディショナルやクラシックのカヴァー。 |
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前作『A WINTER'S SOLSTICE VI』(1997)で見せてくれた洗練されたサウンド。もしも
無理にジャンル分けするのなら質の高いJazzでした。だから個人的にはいつもの ウィンダム・ヒルという気がしませんでした。 アッカーマンがウィンダム・ヒルとは別に、初期のサウンドを取り戻そうと新たに立ち上げたImaginary Road Labelからリリースされた『ON A WINTER NIGHT』(1997)には、そのウィンダム・ヒルのアーティ ストが呼び集められました。そしてこの『A WINTER SOLSTICE REUNION』(1998)。 ・Reunion(再会)・ の名の通り、ウィンダム・ヒルの初期に活躍したアーティストが文字どおり再会を果たしています。 そしてアッカーマンの提供した“Impending Death Of The Virgin Spirit ”をリ・レコーディングした意図 とは?ファンとしてはこの時期にレーベルで起った事情が気になるところですが、そんなことを抜きに しても、このアルバムは初期のレーベル・サウンドが100%詰まっているといってもいいでしょう。 アコースティックを大切にした間の取り方、シンプルなサウンド… 新顔のアーティスト(といってもベテラン・ミュージシャンですが)はベンジャミン・ヴァードリーとプロ デューサーのウィリアム・コウルターだけで、あとは初期のアーティストが、文字通り一同に「再会」し ています。 演奏者のクレジットはメインのアーティスト名しかクレジットされていませんが、アルバムに耳を傾け ながら、「この楽器を演奏しているのはもしや…」と、ライナーに目を移すと、懐かしい再会が記されて いる、そんな楽しみを探すことのできる、ファンに取ってはもう一つ別の楽しみが味わえるアルバムに なっています。 1.Keiki's Dream(Child's Dream) / KEOLA BEAMER 前日から降りつづけた雪が一夜明けてみると空には一点の雲もなく、深い青空が広がり地上には 汚れのない白銀が広がりました。前作からの意味深な出来事を振り払うかのような透明感のある ギター。シリーズ第一作にオープニングに共通するたたずまい。一月の空。プロデュースはジョージ・ ウィンストン。 2.I Saw Three Ships / DAROL ANGER* この曲こそまさに“Reunion”で、ダロール・アンガーのサポートをバーバラ・ヒグビーが受け持って います。ウィンダム・ヒルのファンなら、この二人の名前が同じ曲の中でクレジットされているのを 見てひざを叩くにありません。近年、モントルーというバンドで一緒に行動していますが、この二人の 最初の出会い(デュオ)がウィンダム・ヒルの『TIDELINE』でした。 3.Babe Is Born/Enter The Stable Gently / LIZ STORY* 1994年にリリースされた『THE GIFT』に共通する雰囲気をもった曲、前2曲と比べると夜曲 (セレナーデ)といったところ。降り積もった雪明りのおかげで、普段とは違った夜の闇がピアノに よって奏でられます。 4.Snowfall Lullaby / BARBARA HIGBIE 荘厳な雰囲気をもった曲は、ハープの持つ魅力でしょうか?2でピアノ伴奏をつけていた バーバラのマルチ演奏です。 5.It Came Upon A Midnight Clear / ALEX DE GRASSI* アレックスにしては珍しくクラシカルな楽器の組み合わせ。 6.Impending Death Of The Virgin Spirit / WILLIAM ACKERMAN この曲を選曲したあたりに、ウィルの現在の心境が現れているのかもしれません。個人的見解 ですが、このアルバムのリリースまでの出来事を通じて、ウィルがもっとも大切だと感じたことが、 「良い音楽をシンプルに演奏する」ことではなかったのでしょうか? プロデューサーのウィリアム・コウルターのクレジットにもあるとおり、初心に返ることが、今のウィルに とって新鮮に感じられたのかもしれません。 7.La Nit De Nadal(Christmas Night) /El Noi De La Mare(Son Of Mary)/ MIKE MARSHALL* 子どもたちが眠りに入ったあと、ゼンマイ仕掛けの人形たちが陽気にカーニバルをはじめました。 そんな情景を連想させてくれるテンポのよい前半部のあとに、オーボエのポール・マッキャンドレスに よるしっとりとしたメロディが人形のカップルたちを歌い上げます。ブリキ細工のネオンサインが白い キャンバスを様々な色に染め上げる。やがてゼンマイの切れはじめた人形の一体一体が動きを止め、 子どもたちが起きてくる頃には、また元の人形に戻っている。マンドリンとオーボエ、こういった 楽器の組み合わせが、まさにウィンダム・ヒルといえるのではないでしょうか。 8.Dreamtime / NIGHTNOISE トリーナのピアノが入る中間部で、まさに聞きなれたナイトノイズサウンドが展開されます。 初めて聴く曲なのになぜか懐かしく、涙が思わずこみ上げてきてしまいます。 ナイトノイズの魅力たっぷりの佳曲です。 9.Year's End / MICHAEL MANRING ピアノソロによるシンプルな単旋律によるメロディが、何か特別な思い出を回想するかのように、 ゆっくりとかみしめながら進みます。途中、フレットレス・ベースとユニゾンを奏で、チェロも加わり厚み が増しますが、いたってシンプルで、大げさに盛り上がらない演奏はウィンダム・ヒルらしいといえる でしょう。ピアノとベースが1年の思い出をしみじみと振り返ります。 10.Song Before Spring / BENJAMIN VERDERY with UFONIA ギターのベンジャミン・ヴァードリーはアメリカのギター専門誌『ギターレビュー』が“アメリカが生んだ 独創的作曲家、名匠”と称するギタリストで2001年に初来日を果たしています。ジョン・ウィリアムズ との交流で知られていますが、この『A WINTER SOLSTICE REUNION』がリリース翌年にリリース された『CELTIC CHRISTMAS PEACE ON EARTH』では、プロデューサーのウィリアム・コウルターと ジョン・ウィリアムズとのアルバムのように、ギターデュオで“Flow Gently Sweet Afton”を提供して くれていますが、ここではリズミカルなテンポを奏でるUFONIAとの共演で冬の情景を運んでくれました。 11.What Are The Sings / GEORGE WINSTON* いかにもジョージらしいアレンジで、『WINTER INTO SPRING』に入っていても違和感のない選曲。 同曲の作者の作品は『DECEMBER』に収録されています。すでに冬も晩冬に入り、冷たい雨の中にも 春の兆しを覚える頃です。 12.Rain Into Snow / WILLIAM COULTER 今作のプロデューサーで、フレットレス・ベースのマイケル・マンリングがメロディ・ラインをしっかり サポートしてくれています。オープニングで聞かれるマイナーー調から転調するメロディは感動的。 ヴァイオリンは三度目の登場となるバーバラ・ヒグビー。マイケルとはモントルーを組んでいた仲間 です。 13.20 Below / PAUL McCANDLESS 常にシリーズの常連だったポールの久々のソロ。前作に参加しつつも、どちらかといえばサポート 的な演奏だったのに対し、今回はしっかりと聴かせてくれます。ギターを弾いているのはプロデュー サーのウィリアム・コウルター。 14.Christmas With / TUCK AND PATTI 今や、ジョージ・ウィンストンに次ぐレーベルの人気アーティストで、ウィンダム・ヒル初登場です。 彼らの所属はウィンダム・ヒル・ジャズ。 タック・アンドレスの1953年製のギブソン1本による伴奏に、パティことパトリシア・キャスカートの 祈りにも似たディープなヴォーカル。1991年にタックは『HYMNS,CAROLS AND SONGS ABOUT SNOW(賛美歌とキャロルと雪についての歌)』をギター1本でレコーディングしています。 エレキ・ギターを使っているので、ロウソクの明かりというよりもオイルランプの明かりにあたためられた 部屋の中で二人の演奏を聴いているようです。
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