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月に向かって



Conferring With the Moon

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1.Conferring With The Moon
2.Improv 2
3.Lago De Montanoas (Mountain Lake)
4.Big Thing In The Sky (For Jess)
5.Climbing In Geometry
6.The Last Day On The Beach
7.Singing Crocodile
8.Processional
9.Shape Of The Land
10.Garage Planet
11.Conferring With The Moon (Solo)
前作のチャック・グリンバーグとの共演はウィルの一つのスタイルを築いたのか、このアルバムのオープ
ニングでも続編と思えるような壊れそうなほど美しいメロディラインを奏でてくれます。

私には森の梢から降り注ぐ月の光が奏でているように思えます。石川賢治氏の『月光浴』を思わせるよ
うなアルバムジャケットからも想像できるように、ウィルの夜の音楽です。耳を澄ましてみないと聞こえて
こないようなささやかな音であり、その音は夜の中に充満しているのです。

この音を聞きやすくしてくれたのが今回のアルバムでしょうか。チャックは3度目のリ・レコーディング(8)
でも美しいソロを奏でてくれています。

チャックのリリコンという楽器とは対照的に、ワン・テイクで録ってしまったというエピソードが興味深いケ
ーナとの共演(3)は、夜の神秘と畏怖の感情が祈りとなって問いかけてくるようです。ここでウィルはケ
ーナに合わせてチャランゴという南米の民族楽器(形はギターでもアルマジロの甲羅をボディに使ってい
る)を弾いているのが聴きどころでしょうか?彼の中でも異色の作品として仕上がっています。

ウィルのソロは2、7、11の3曲、あとはアンサンブル形式を取っていますが、どの曲にも共通して言えるの
は、アンサンブルにありがちなインプロビゼーションから発展して大げさになっておらず、どこまでも夜の
雰囲気を持った穏やかな演奏に終始してリスナーを疲れさせることはありません。

そしてエンディングは「再び…」しかし今度はウィル一人によってオープニング曲を奏でながら夜の闇へと
消えてゆきます。
Words  tupichan・・・・・・・・・

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101112



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