燕岳(1994年8月15日)

蝶ヶ岳から燕岳までテント縦走した。
一日目、上高地から蝶ヶ岳に登って思わず歓声を上げる。山頂には素晴らしい展望が待っていた!穂高連峰を一望出来る景色が待っていた!口からはもはや感嘆符しか出てこない。
テントを設営して空身で大滝山までピストンしようと歩き出した。ところが足が完全に疲れてしまっていて全然前に出ない。「このまま歩いて行ったら帰ってこれなくなってしまうだろう」と行くのを断念。

二日目、快晴。常念岳や槍ケ岳の展望を楽しみながら大天井岳に到着。
夜になると強風が吹き、初めてのテント強風体験する。風でテントがあおられ前後左右に大きく揺れ「こりゃ、吹き飛ばされるかもしれない!」と一晩中恐怖におののく。

三日目、大天井岳から燕岳への道はすれ違う登山者の多さにただただうんざりする。
おまけにこの二日間は、天を突くようにそびえる槍ヶ岳やドッシリとしたピラミダルな山容の常念岳など個性的である山々を見て歩いて来たのでどこか物足りなさを感じる道だ。
そしてたどり着いたのが燕岳だ。目の前に現われた山は青い空の下で花崗岩の白さが際立って輝いていた。まんまとダマサレタ!感じである。遠目には目立たずパッとしない山だったが近くで見ると個性的で実に綺麗に見違える山だった。

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