姉妹対談「レ・アブラゼミ その1」

今回の公演、姉妹合計帝劇通い8回。
二人で一緒に見に行ったこと一度もなし。
バカモノと言われようが、これはこれでいい。
人生はパーティ!好きなモンは誰に何と言われようが好きなんじゃあ!!!


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ジャンバルジャン
「私、2日でジャンバルジャン3人観ました。もう熔けてます。」
「おバカ....」

「いいねえ、山口クン。一番歌巧いし...。」
「耳からウロコ取れました。こんなバルジャン有り!????、と思った。」
「けけけけけ」
「今まで主宰と滝田さんしか知らんから、もうごっつ新鮮!やっぱり神様演った人はちゃうわ。」
「第一声からして質が違う。低音も出てるし、聞かせどころはオクターブ上げて歌ってる。もうアンタこんなとこで歌ってないで、どっか海外かオペラでもしろ、ってカンジ。」
「第1幕と2幕ではきちんと声質と声量使い分けてるし。主宰とか滝田さんはもうそのままバルジャンやけど、山口クンまだ若いし。考えてるなあ、と思ったよ。」
「6月の頃はまだガーン!と自分を出して歌ってたでしょ。もうワーッ、パチパチパチ!!って思った。でも今は共演者に合わせて声量落としてる所なんか可哀想。」
「あれそうなん?疲れてるからかと思った。」
「慣れたからかもしてないけど....。でも最初の頃の見境いないバルジャンも捨てがたいですよー。『おれは、いのち、かけて、うたって、るー!!』っていうのがこっちにも伝わってきた。」
「あー見たーい!ブッチ切り祐ちゃーん。」
「もう見れないかもね。」
「何にせよ、ホンマに山口クンは『浮きまくって』いたね。巧すぎて。前の島田歌穂の時もそう思ったけど。こうなれば市村(正親)さんと錦織健とかとトリオ・ザ・マンザイでもやればいいのにね。(何やそれ!)彼ならそんじょそこらのオペラ野郎に負けないし。なにせ美しい!」
「これこれ...」

「主宰もいいですね。安心して聞けます。今回主宰だけ台詞随所で違ってるんだな。」
「うん。あれっ、と思って後でもっぺん聞いたら(笑)やっぱり違う。色々バージョンがあって、好きなやつを歌っているのかしらん。でも主宰はやっぱりいつギャグをかますかと思うと、出てくる度に笑ってしまう。」
「私はそんな風には思わなかったぞ。毎週鉄人見てるけど。もう私は主宰ラブラブやもんね。」
「元々ギャグの人なんかねえ。トーク番組可笑しいし、スタジオパークなんか爆笑。」
「あの赤ちゃんの頃の写真怖かった...」

「滝田さんは?」
「あたし見てへん。」
「滝田さんはね、バルジャンというより『お父さん』って感じなの。見てる回数一番多いから、音楽鳴ったら滝田さんの声が浮かんでしまう。」
「パブロフでんな。」

   ※ ちなみに「主宰」とは鹿賀バルジャンのことです。



ジャベール
「麻世、麻世、麻世〜〜〜!!!」
「それはいいから。でも今回は麻世がめっけもんでしたな、確かに。」
「とにかくあんなに低音が渋いとは思わなかった。声量もあった。反面高音はちょいコケてた所もあったけど。もう山口クンと並んだらそれ見てるだけで幸せ。」
「この煩悩娘が。」
「対決のシーンがいいんだー。勿論山口クンの方が巧いんだけど、気迫では負けてない!!身長も負けてない!!二人とも細い!!
「それは本題とは関係ないような...。」
「この対談に本題なぞない!『またも職務の奴隷か!』(←これバルジャンの台詞)」
「そんな、観てない人に分からない台詞を...」

「ジャベールはね、とにかく立派なのよ。立派な人なの。村井さんは実にジャベール!」
「分かりません、お姉さん。」
「ジャベールの『牢獄でジャベール、俺は生まれた、お前と同じ蛆虫なのだ』って台詞がある。ここでハッとなるのさ。出生が暗いからこそ、法を身に纏って正しき存在でありたかったんだなあ、と。」
「そんな設定でしたっけ?」(←原作読んだくせに忘れてる)
「バルジャンがね、ジャベールに向かって『違う、それは違う。何も分かってないな。』ってジャベールの命を救ってあげる所あるでしょ。そう、ホンマに分かってないねん。もっと大きな愛という真実が存在しえることに。その頑なな心についホロッと涙が出てしまう。バルジャンの気持ちを、はよ判れよ〜、と思ってしまう。」

「加納竜は、正義の敵役を演じていました。麻世にも村井さんにも負けない立派なジャベールやったと思うよ。」
「刑事犬カールのくせに...」
「やめてよ!!!」
「じゃあ、観てないのは失敗かな。大阪には来ないみたいだし。」
「私全員観たもんね〜。」

「そうすると、麻世は小物としてのジャベールだと。」
「小物として。でもその気持ちもよく判る。いいジャベール。」
「小物の意味は違いますが、山口クンと並んでると絵になる麻世も、主宰と並ぶと可愛い坊ちゃんでしたな。」
「そんなところで意地を張らんと、はよ判りーな。そんでみんなで幸せになるねん!と、麻世の場合は何回観ても思うねん。でも坊ちゃんやから判らずに自殺してしまう。哀れ。」
「それは、誰のジャベールでもそう思っちゃう。」

「法を正義と思っている、一人の男の哀しさですね。」
「哀しいけど、しゃあないねんなー。ジャベールは。」
「冷酷に成りきれないもんね。」
「可哀想....しくしく......(姉轟沈)」
「可哀想な麻世.....」
『違う、それは違う。』!!!

「でも可哀想やなあ...」
「原作も読みましょう。」



他の出演者
「すっかりバルジャンとジャベールに染まってしまったんだけど、本来はマリウスとアンジョルラスでハマっていたと。」
「マリウスが野口五郎さん、アンジョルラスが内田直哉さんの時です。え〜と、いつの話?忘れた。2回目か3回目ね。」
「ちなみにその時ジャベールは、佐山陽規さんと村井さんでした。」
「佐山さん、今ピーターパンでフック船長やってんねん!」
「フック船長は岡くんもしたし麻世もしてんで〜。」
「ミュージカル演る男はフック船長せなあかんねんで〜。」

「今回のマリウスはどっちもいいです。どっちも『僕はマリウス・アンポンタ〜ン』ってカンジで。」
「あんまりな言い方だわ!マリウス・ポンメルシーなのよっ。マリウスはとにかく、甘い!甘々!!」
「恋に落ちたからなんでしょ。そんでエポニーヌを殺すと。」
「身も蓋もない...。エポニーヌはあれで幸せだったからいいの。今度自分からキスしてたし。」
「でもよりによってマリウスに『暗い人生』って評されるのもあんまりだと思う。続けて『勝手に決めるな〜』って歌いたくなる。」
「マリウスの役柄はともかく、石井さんも石川さんも上手でした。巷ではストーンマリウスコンビと呼ばれているらしい。」

「そのマリウスに新たな恋人出現!その名もアンジョルラス!!
「違うでしょー!!」
「今回の演出を観ている限り、アンジョルラスはマリウスに友人以上の感情を抱いているとしか思えない。ふふふ。」
「でもロンドンのオリジナルがそうやからいいのっ!で、グランテールはアンジョルラスが好き。」
「その辺が判りやすくなった演出でしたのう。」
「岡くん、声低くなりましたね。」
「巧いですね、格好いいですね、美しいですね。学生の場面に限っては演出は前回の方が良かったけど。」
「前の方がより原作に近いアンジョルラスでした。死の大天使というトコロ。」
「美しい....。私、天狼星のミュージカル観てしまいました。伊集院大介ラブラブ。」

「女性陣について何も書くことがありません。」
「愛がないから。」
「でもマダム・テナルディエはいい。」
「特に森公美子は出てくるだけで笑える。前田さんも夏木さんもヨイ。」
「エポニーヌは本田美奈子もいいですね。新鮮。」
「歌穂ちゃんの方がドライなエポニーヌ。」
「そうでしたね。」




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