黒田歯科新聞1号
2010年の目標
2010年と言わず、今すぐチャレンジしたい目標です。
心身ともに活力ある人生、“健康寿命”の延伸が課題。
「健康日本21」をご存知でしょうか。この運動は厚生労働省の提唱で、
全国規模で展開されている国民健康づくり運動です。健康を増進し、発病を予防する
“一次予防”に重点を置くことによって、壮年期死亡の減少、痴呆や寝たきりに
ならない状態で生活できる期間(健康寿命)を延伸しようというものです。
「健康日本21」は、様々な生活習慣の改善を単に提案するだけでなく、
2010年までに達成したい目標を具体的に掲げているのが特徴です。
改善項目は「栄養・食生活」に始まり「がん」まで9項目にわたります。
そして歯の健康も、その一つの項目に取り上げられています。
「歯の健康は、歯の喪失の防止、幼児期や学年齢期の虫歯予防、成人期の
歯周病予防に分けられています。
歯間清掃用具を有する人、40,50歳代で半数以上に
日本では今、中年期の人の80%以上に、歯肉の炎症が見られると言われています。
ことに進行した歯周炎になってる人(4ミリ以上のポケットを有する人)が、40歳で32%、
50歳では46.9%に達しています。
これを2010年までに30%以上減少へ。つまり40歳で78%以上、50歳で67%以上の人が、
進行した歯周炎になっていない国にしようというものです。
そのためには、歯周病になるリスクを低減するセルフケアが大切です。その有効対策として
「健康日本21」では、歯周清掃用具の使用を勧めています。ちなみに、35〜44歳で
歯周清掃用具を使っている人は19.3%、45〜54歳では17.8%の低率です。
これを40、50歳で50%以上にしようというのが目標値です。
歯周清掃用具は、歯と歯の間や歯と歯ぐきの間の歯垢を除去する用具で、デンタルフロス
や歯間ブラシの名でもおなじみ。ブラッシングだけでは58%しか落とせない歯垢も、歯ブラシ
と歯間ブラシを併用すると95%まで清掃率が高まるというデータもあります。
また、喫煙が及ぼす健康影響についての知識の普及も課題。とくに歯周病になっている人に
ついては、禁煙支援と指導を行っていくことを重視しています。