黒田歯科新聞第52号 H23 10月発行

歯の色について

歯の色は白というイメージがありますが、実際は少し黄色みがかっていて、
さらに年齢を重ねるにつれて黄ばみも強くなってきます。

歯の色は個人差がかなりあるので、年齢や髪の毛、目の色、皮膚の色などによって
ある程度決まると言われていますが、実際はどのようにして歯の色は決定されるのでしょうか?

今回は、歯の色を決める歯の構造や歯の変色原因などについてです。

歯の色は歯の構造が関係している・・・

歯は、目に見える一番外側の部分であるエナメル質とその内側の歯の本体である象牙質
さらにその中の神経や血管の集まった歯髄の3重構造で作られています。

歯のエナメル質は半透明の乳白色、象牙質は薄い黄色や黄褐色、
歯髄は血管が集まっているので赤い色をしています。

歯の色は、着色など何らかの原因で変色していなければ、エナメル質、
象牙質、歯髄のもつ3つの
色が混ざり合って見えている色なのです。

歯の色はこうして決まる…

歯の色は、半透明な乳白色のエナメル質と薄い黄色や黄褐色の象牙質、
血液が流れていて赤い色をした歯髄の3つの色が混ざり合って見えている色です。
そのため、同じ人の歯でも場所によって、歯の色が若干変わってきます。

前歯の先端の部分は、象牙質も歯髄もないので他の部分に比べて透明感があり、
歯ぐきに近い部分は、エナメル質が薄いため黄色が強く出てきます。

また、皮膚の色や髪の毛の色が人それぞれ違うように、同じ日本人でも
エナメル質の厚さや象牙質の色の濃さによって歯の色は、個人差があります。

歯の変色の原因…

黄ばみやくすみなど、歯の変色する原因は、歯の表面からおこる外因性のものと
歯の内部からおこる内因性のものがあります。

歯の変色原因 @外因性の変色

外因性の変色はカレー、ケチャップ、お茶類、果汁などの色素の強い飲食物や
タバコのヤニなどが歯の表面に着色したり、歯の内部にしみ込むことによって起こります。

また、虫歯や銀の詰めものが原因で黒っぽく変色したり、歯の磨き過ぎやお酢などの
酸性のものがエナメル質を溶かしてしまうことにより、
エナメル質が薄くなって象牙質の色が強くでてしまう場合もあります。
歯の表面のみの着色の場合は、歯科医院でのクリーニングでもとの白さに戻りますが、
歯の内部までしみ込んだ色はホワイトニングが必要になります。

(外因性の変色の原因になる飲食物や嗜好品)
タバコ、コーヒー、コーラ、紅茶、緑茶、烏龍茶、赤ワイン、ブルーベリー、
ぶどう等の果汁、カレー、ケチャップなど…