File141 このサイトのルーツを探る@


もうすぐサイト2周年ということもあり、少し振り返ってみることにした。内容的には、他事争論「100回記念論考」の姉妹版のようなものになるので、そちらとあわせてご覧頂けたら幸いである。

音楽・芸術のみならず、世の中の殆どのことに関して、「完全なオリジナル」というのはもはや存在し得ないのではないだろうか。もちろん、各々において、作り手の個性なり思考なりというものがあるのは間違いないだろう。そうであっても、そもそもその個性や思考というのが、既に存在しているものの上に立脚している場合が殆どである。このことは個人サイトに関してもいえる。無の状態から新たなものを作り上げられる人間は、ほんの一部の選ばれた天才だけである。

自分で言うのも何だが、多くのサイトを見てきた中で、アルバムレビュー、アーティスト個人評価、テーマを設けての評論のどれかをやっているサイトは多くあるが、この3つすべてをやっているサイトとは殆どないのではなかろうか。とはいえ、当サイトを構成している各々の要素ならびにその文面や形式は完全オリジナルでもなんでもなく、いろんなサイトや書籍、雑誌からのいわゆる「パクリ」である。今回はそのことについて、自分なりに分析していく次第。

日本の女性アーティストを扱ったサイトをやろうと考えた際に、「CDレビュー」「テーマを設けての評論(らしきもの)」「アーティスト評価」の3つを一つの柱としようと思い立ったわけである。

CDレビューに関しては、100点満点の採点方法とレビューでの言葉の言い回しを見ていただけたら、何を元にしたのかお分かりになる方もきっと多いように思う。HR・HM専門誌の「BURRN」からのまんまパクリである。当サイトのレビューの7割ぐらいがこっからの影響を受けている。それ以外だと、音楽誌に限定すれば「CDジャーナル」や「ヤングギター」の影響も少しある。レビューの文面作成においては、これら雑誌を参考にすることも多い。
「BURRN」に関しては、アーティストにも読者にも業界にも媚びない姿勢ならびに、評価者が自身の音楽の好みや思想を紙面の至るところで押し出している点は、サイトの作成・運営だけでなく、音楽観の形成の上でも、非常に大きな影響を受けている。この雑誌の存在がなかったり、目を通したりしていなければ、今こういった形でサイトをやることはありえなかったとすらいえる。他にもこのサイトを考える上で重大な影響を与えたものがあるが、それはとりあえず後に回し、次の「テーマを設けての評論(らしきももの)」に話を移す。

「テーマを設けての評論(らしきもの)」は、「他事争論」がそれに該当する。その名の通りネタ元は「ニュース23」でおなじみ筑紫哲也の「他事争論」。何の捻りも芸もない、まんまのパクリである(苦笑・・・)。「テーマにそって内容を示していく」という点でここからの影響はあるのだが、構成に関してはここより「TVから見るJ−POP」(リンクしているわけではないので、URLは記載しません)からの影響の方が大きい。3本柱の一つであるこの項目をどのように形に表すかに関し、ここを参考にして作ったのである。

「アーティスト評価」に関しては、特にこれといった影響元はない。あえて言うなら、スポーツ選手とか格闘漫画のキャラとかに対する能力分析やランキングといった各所で行われているものをそのままアーティスト評価に持ち込んだ、というところか。それとアーティスト評価だけでなく、アーティスト紹介を兼ねたアーティスト名鑑的なものにしたのには、各種人名辞典やアニメ・漫画作品のキャラクター分析本からの影響がある。サイトのコンテンツにおいてオリジナル性が最も高いと自画自賛しているが、その中でも最たるものは、「評価が変動すること」だと考えている。各種評価を行っているものは多いが、1回評価をしたら終わりの場合が多い。しかし、現実には評価が固定することなどありえず、変わっていくのが常であろう。そういった不可解なことに対する批判も、アーティスト評価のコンテンツの作成に影響を与えたといえるだろう。

3本柱以外のものに関しても少し記す。
「各年音楽総評」に関しては、「BURRN」で毎年4月号(3月5日発売)で行われている「読者人気投票結果発表」のまんまパクリである。各賞の項目の殆どはここから取っている。解説に関しても、文面の構成に関しても、ここからの影響がモロにでている。さらに「名盤紹介」と「墓場まで持って行きたい曲」に関しても、前者は定期的にやる「名盤紹介コーナー」、後者に関しては、毎号最後にある「編集者の10曲リスト」。さらにさらに、「音楽一期一会」に関しても、同雑誌の「有名バンド早わかり」がネタ元になっている。

こうやって自分のサイトを振り返ってみると「BURRN」誌からの影響が大きく、そっからパクリまくっていることがよくわかる。形式的な面では、BURRNと上記の「TVからみるJ−POP」でほぼ網羅されていると結論づけても差し支えないだろう。この文面を読んで興味をもたれたのであれば、一度お目を通されるのもいいかもしれない。

しかし、形式的な面での影響だけでは、サイトを構築することはできない。そう、一番大事な「精神的なもの」や評論サイトの根幹になる「評論に対する考え・姿勢」や、「物事に対する捉え方」「業界に対する考え方」といったものが抜けているからである。もちろん、ここでもBURRNからの影響がかなりあるわけであるが、次回では、上記ならびに音楽的な面も非音楽的な面も含めた、サイト構築に関するより大きな意味での「精神的影響」「技術的な影響」について記していけたらと考えている。
ただし、ガーネットクロウやGIZA関連の文面作成を優先するので、次回はだいぶ先になることをご了承下さい。





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