File139 2005年音楽シーン予想〜ずばり言うわよ!!CGIZA編B


今回は滴草、タンバリンズ、スパクリ、ジュエリー、高岡らについて述べていく。

滴草に関しては、今年早々ドラマタイアップがあるし、昨年発売されたアルバムの出来も良かったので、今年も堅実な活動振りを見せてくれるように思う。歌唱技術において彼女はGIZAでも最高なので、よほど変な曲でもない限り、そう心配することもないだろう。但し、2ndアルバムレビューのところでも書いたが、彼女には歌い手・曲といった問題とは全く別の問題がある。それは音楽の方向性である。
彼女は新作において本格的洋楽色・R&B色を強めた。が、作品の質的な成功とは裏腹に、いわゆるGIZAファンサイトにおいて彼女や彼女の作品が取り上げられることは少ない。以前少し記したが、GIZAファン多くはGIZAの1アーティストだけのファンではなく、複数のアーティストを支持している。そうであっても、実力・音楽の出来に反し、彼女のファンの数・売上は少ないと言わざるを得ない。メロ重視・声質重視であろうGIZAの嗜好とイマイチ噛み合っていないからである。
そして、もう一つ。洋楽色を取り入れながらも歌謡曲的な要素や他ジャンルとの融合させたメロ重視の音楽を提示し続けてきたGIZAの戦略において、彼女の洋楽色・R&B色一色の音楽は重要な位置づけとされていない。優れた作品を作ろうと、それが故に題材的に売り出されることも、ファンから絶大な支持を得ることも難しい。他のレコード会社に所属していれば、GIZAにいるときほどの不遇さを味合うこともなかったのかもしれない。このジレンマを克服しない限り、彼女の未来は暗い、とまでは言わないが、明るいものになることはないだろう。

タンバリンズに関しては、2004年シングル1作のみのリリースになった。残念ながら今年のリストラ候補にノミネートであろう。時代の移り変わり、人の思考の移り変わりは無情なもので、既に存在を忘れ去られつつある。作品を出したとしても、その通好みの作風が今後も支持されるかどうかは、疑問がある。

スパークリングポイントに関しては、間違いなく当年リストラ最有力候補であろう。申し訳ないが、そもそも彼女らを世に送り出した意味も必然性も理解できない。そうするに足る魅力というものをついに理解できないまま、今に至ってしまった。曲は大野曲メインと最上級の扱いであるが、その魅力を引き出すどころか腐らせているだけ。無理なアーティストの戦略が他の優れたアーティストの戦略に悪しき影響を与えてしまった昨年の現状を見ると、活動している彼女ら自身には何の罪もないが、負の感情を抱かずにはいられない。

ジュエリーに関しては、スパクリほどではないものの、かなり厳しい活動を強いられるのではないだろうか。スパクリもそうなのだが、今女性グループという形態は業界で最も流行っていないものである。そういった状況において、あえて時流に反したものを送り出すのは戦略の基本でもある。が、その前提として、送り出す面々の技量や魅力などが、時代の流れを覆すほどのものでなけらばならない。スパクリにしろこのジュエリーにしろ残念ながらそれほどのものはない。ただ、歌唱力だけはまずまずなのが救いなのだが、彼女らにとって最も厄介なのはトイズ所属のシュガーの存在。戦略においてすべて1歩も2歩も先を越されている(この前のNHK韓国音楽の特番の時、愛内・ジェエリーではなく、愛内・シュガーの組み合わせだもんな)。彼女らの道筋は険しい。

高岡に関しては、今年リストラ候補最有力だろう。昨年のアルバムは惨憺たる結果。GIZAファンからもあまり支持を受けず、という見るも無残な惨敗になってしまった。こうなってしまった理由はいくつかあろうが、大きな理由として@高岡の歌唱・声質の魅力の問題、A曲の問題の2つが考えられる。GIZAの歌い手は元々未熟なのが多いが、声質の魅力でそれを十二分に補ってきた。しかし、高岡には技量も声質の魅力にも欠ける。少し語弊があるので補足するが、ここでの魅力に欠けるは「GIZA的な曲を歌うに足る魅力」に欠けるという意味である。そしてもう一つのA。彼女の線の細い歌唱が、アブリル的ロック調の音楽にそれほどあってはいない。さらに曲の完成度も高くない。自作曲の単調さは実に痛かった。うだうだ述べてきたが、滴草と同様GIZAらしに欠けるだけでなく、音楽的な魅力にも欠けている、ということである。ファンサイトを見ていても彼女の名前が少ないのは、これらことがあるからであろう。さらに追加でいうと、彼女のルックスは実に端整だが、これまたGIZA的な魅力には欠けている。あえて今までのアーティストと違った路線を打ち出した意気込みは認めるが、結果として全く攻を奏さなかった典型である。

今回あげたアーティストは今年勝負、というよりは、今年生き残れるかどうかの瀬戸際といってもいいだろう。次回で述べる新人アーティストと入れ代わりになる可能性が高い。





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