♪File:19 落日のGIZA@〜方法論の問題点


倉木麻衣やガーネットクロウ、愛内里菜らの登場によりGIZAは、ZARDや大黒摩季が絶頂期時代のビーイングを彷彿させる黄金期を迎えることになった。しかし、ここ最近それに大きなかげりが出始めているように私は感じる。この動きは、GIZAが上記アーティストの3強体制を全面に押し出し始めた2002年ごろから始まったように思える。
既に公式サイトにおいて半分近くのアーティストが活動を休止している。活動休止と掲示されていないものの、山口裕加里・ルーマニアモンテビデオ・上原あずみなども既に活動していないといっても差し支えないだろう。三枝や北原、タンバリンズらもいるものの、実際に活動をしていて且つ一線で活躍しているといっていいのは上記3アーティストと小松未歩のみ。この状況はどうみても、あまりに酷いと言わざるを得ないだろう。こうなったのには様々な要因があると思うが、GIZAの、アーティストの育て方と販売戦略の下手さにあると考える。

GIZAの新人は、だいたい共通して歌唱力には恵まれていないものの、声質と外見のよさと露骨なまでのタイアップ路線とによりいつもある程度の注目を集め、それなりの成功を修める。しかしながら、ある程度の成功を修めたその先の、アーティストをどのように売っていきたいのか、育てていきたいのかということに関しては、全くもって長期の戦略的思考に欠けているといわざるを得ない。結局ビーイング時代も含め、5年以上それなりの活動を続けることができたアーティストはZARDと小松未歩の2人だけということがこのことを如実に証明している。ある程度の注目を集めながらデビューしても、すぐに人気が落ちる→事務所から見捨てられる→活動休止という図式の際限なきくり返しになっているのだ。GIZAの組織的な曲作りの実力に関しては、日本の音楽史上においても最高峰であると思うのだが、こういった戦略〜人の使い捨てを見ていて私は怒りを隠すことができない。
GIZA及び、それとほぼ同じ方法をとっているエイベックスが90年代後半以降、全く持って業界での主導権を握れず、逆に影響力を落とし続けているのには、このことが一番の要因になっていると私は断定しよう。
今年もどうやら岸本早未、北空未羽を始め、何組かのアーティストがデビューすることになっているようだが、今の方法からやり方を変えない限り、恐らくこの図式と同じ道を歩むことになるのであろう。

そのA「GIZAアーティストの資質」へと続く。







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