♪File:17 日本女性アーティストR&B私論B 最終章〜超本格派の登場


鬼束ちひろや矢井田瞳、元ちとせ・一青窈などのアーティストの登場により、音楽シーンの流れは変わり、R&Bの人気は完全に失速する。特に昨年2002年においてこの流れは顕著にでたといってよいでしょう。しかし、こういった向かい風の状況でありながら、この年の「DOUBLE」と「MINMI」の活躍は、日本のR&Bの新たな歴史の始まりを告げた、と強く感じました。
彼女らの音楽、特に後者の「MINMI」の、ブラックミュージックの要素を、彼女の持つ天才的なリズム感覚にのせ巧みに取り入れた楽曲群は、もはや純粋なR&Bと呼ぶことはできないのですが、彼女らの持つ才能と楽曲から感じ取ることのできる雰囲気は、「まさに本場」のそれを存分にだしていると思います。
つまりは、MISHAや小柳らのように「本場的雰囲気」の再現ではなく、新たなR&Bの創造。オリジナリティーをも含めた音楽的技量や楽曲の魅力などが、本場と比べても全く遜色ないレベルに達したことを、彼女らの楽曲が証明したということです。個人的には、彼女らの曲を愛聴することはないのですが、音楽シーンにとって彼女らのような才能のあるアーティストが存在しているということは、素直にうれしく思います。
今の現状を考えると、R&Bがシーンの主流になることは難しいと思いますが、それでも一端を担う優れたアーティストが出てきてくれることを切に願ってやみません。

次回は、「詞を考察する」を予定。それでは







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