他事争論

File161 2005年上半期音楽シーン総評の総評4〜GIZA編4


●GIZA編〜仁義なき活動評価

・JEWELRY 35点

上半期はシングル1枚とアルバム1枚とまずまずの活動振り。収録曲の大半が既出曲とはいえ、本人たちのまずまずの歌唱もあり、アルバムはそれなりのものを見せた。が、それでも評価はかなり厳しくした。
とにもかくにも、短期決戦が必定のアイドルグループであるにも関わらず、その成果を出せていないことにある。それがすべてといってもよい。
このことすべてに関わることでもあるが、結局のところ、アイドルグループやグループアーティストに逆風になっている今日の状況を払拭するに足るものが彼女らにはない、ということに集約されている。その中でも大きな問題となっているのは「日本語の発音の下手さ」と「GIZAの組織力の弱さ」である。
前者に関しては、最大のライバルであるSugerに全く及んでいない。また、BoAやユンナといった同じく韓国出身のアーティストと比べても同様である。本人たちもかなり努力しているようで、当初に比べればそれなりの向上が見られるが、アップテンポの曲ではともかく、「スローテンポ・ミドルテンポ」のバラード曲ではやはりボロが出てしまう。まあ、詞の提供者である三枝の問題もあるのだろうが・・・。
後者に関しては言わずもがなだろう。致命的なのは曲の出来。悪いとまでは言わないが、アイドルグループに対する逆風をしのげるものではないだろう。
こういった諸々のことを考慮すると、今後の活動に何の希望も見出せない。ただ沈んでいくだけであろう。


・上原あずみ 0点

彼女に関しては説明の必要もないだろう。全く販売活動がない彼女に対し、点数どうのこうの以前に採点行為そのものが不可能。


・OOM 0点

パンライブには出演しているが、リリースがないので彼女らも0点。下半期のリリースに期待。


・ 青紀ひかり 0点
彼女も実質の活動がないので0点。下半期にはいきなりDVDのリリースがあるようだが果たして・・・。
そもそも竹井詩織里やFayray姐さんとジャンルが被っている彼女。GIZAで上手くやっていける余地があるのだろうか。まあジャズ専任アーティストにすればいいのだろうが、そうするとGIZAファンからの支持は絶望的。また当然であるが、GIZAで主軸のアーティストにもなれないことからも、厳しい活動を強いられるのは目に見えている。
歌を聞くに、かなり上手いが、だからこそ、所属レーベルを間違えたのではという思いが募る。がんばっていただきたいのだが・・・。


・Yoko Blaqstone 40点

上半期はセルフカバー曲を収録したオリジナルアルバムを発表。そもそもソロアーティストとしての彼女の活躍を願っているGIZAファンがいるのかどうかかなり疑問だが、アルバムは流石というべきか、よく出来た作品であった。ただ、個人的には、ソロとしてのキャリアを築いていくこと以上に、倉木や滴草の楽曲提供者としてがんばってもらいたいという気持ちが強い。GIZAのガタガタの作曲事情を考えると、大い働いてもらわねばならない。


〜番外編〜

・大野愛果 25点

2004年以降のGIZAの失墜を考えるとき、この大野をはずすて述べることは不可能であろう。その責任の重大さは、A級戦犯といってもいいのではないだろうか。2004年末から2005年はじめにかけて7枚ものシングル収録曲の作曲者として名を連ね、さらに、それ以降にも多くの楽曲の作曲を手がけたが、そのどれもに関しても出来に満足してはいない。平坦で個性のないメロディー、強引なサビメロ展開、盛り上がりに欠けるA・Bメロ・・・。特にバラード曲においてこれら問題は目を当てられないほどの酷さを見せている。もはやそこにGIZAの立役者であり業界屈指の作曲家の面影はなく、ひたすらGIZAの楽曲レベルを下げ続けてきたA級戦犯としての姿しかない。もう大野の楽曲ではメジャーレーベルが出す作品として通用しないだろう。竹井と滴草のシングル表題曲だけはまだマシだったのだが、これは曲がマシということではなく、歌い手である彼女らの技量や歌唱の魅力がずば抜けて高かったからそうなったに過ぎない。現に彼女らほどの歌い手ではない倉木やスパクリ、三枝、岩田、北原といった面々では酷い結果にしかならなかった・・・。明暗を分けたのは歌唱技術。歌唱技術よりも声質の魅力や歌い手との相性で良さを出していったビーイングとしてあるまじき実態である・・・。
大野の失墜をもたらしたのは、彼女自身の才能の枯渇もあるが、そういう状況に追い込んでしまったGIZAの体制にこそある。とにもかくにも、彼女に仕事をさせすぎたに尽きる。今更長期休暇を与えたところで以前の状態に戻るとは思えないし、今のGIZAの状況で「長期休暇」というのも妄想に過ぎないだろう。故に一番の解決策は、大野に頼らなくてもやっていけるよう、かつての大野に匹敵する新たな作曲家をいち早く見つけることである。それが何よりも難しいのはいうまでもないが、そうしないとGIZAに未来はないのも、ほぼ間違いないだろう。


・Fayray 65点

厳密に言うとGIZAアーティストではないが、一応ビーイング一派ということで強引に掲載。
姐さんに関しては、カバーアルバム一枚とライブDVDの発売とそれなりの活躍。しかし、彼女の場合、アルバム枚に移籍を繰り返しきたという過去の歴史がある。彼女の高いプライドと優れた才能は、移籍したからといってそこのやり方にあわせることをよしとはしていない。現にカバーアルバムやライブではGIZAに頼らないバックミュージシャンの起用を行っている。またパンライブにも出演していない。組織力の弱さ、販売戦略の稚拙さ、GIZAファンとのかみ合わなさ・・・、彼女がビーイング系列に所属していることで得られるメリットは殆どないだろう。この現状に満足しているとも到底思えない。アマゾン内カバーアルバムレビューで想像以上にGIZAに対する姐さんファンの反発があるのを見ても、このことは言える。「いつまでビーイング系列でいてくれるのだろうか・・・」、そのことばかりが頭をよぎる。出来れば、GIZAの貧困な作曲家事情克服のため楽曲提供(竹井あたりに)を行ってくれればとすら思っているのだが・・・。逆立ちしてもそれはないだろう。


採点に納得された方、怒りを感じた方様々でしょうが、今回でGIZAアーティスト上半期評価は終わります。次回は今回までの評価を踏まえた上で「GIZA上半期総評」を述べ、「バツ丸私論編」に移りたいと思います。






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