File142 ビーイング変遷史2004年@


・2004年〜GIZA大衰退期&新たな希望〜

・主なアーティスト
倉木麻衣 小松未歩 愛内里菜 ガーネットクロウ doa 三枝夕夏INdb 北原愛子 菅崎茜 岸本早未 滴草由実 タンバリンズ スパークリングポイント 高岡亜衣 竹井詩織里 ジュエリー 青紀ひかり など

・主な製作陣
作曲:大野愛果 川島だりあ 徳永暁人 輝門 小澤正澄 Yoko・Blaqstone 金子奈未 宝仙明伽音 corin 後藤康二 村田浩一 加藤功美 綿貫正顕 岡本仁志 高森健太 中村由利 小松未歩 岩井勇一郎 三枝夕夏 大賀好修 さわいみお など

編曲:徳永暁人 小澤正澄 小林哲 池田大介 古井弘人 岡本仁志 corin サイバーサウンド 太田慎一郎 大賀好修 麻井寛史 豆田将 三輪緑 尾城九龍 増崎孝司 AKIRA 林りょう MissTy Dr.Terachi & Pierrot Le Fou など

2004年、一言でGIZAを総括するとすれば、「大没落の1年」と言わねばならないだろう。昨年の他事争論で2002〜2003年のGIZAを振り返ったときも、作曲のことや販売戦略に関しかなり厳しいことを書いた。が、今ではそれすらもかなりマシに見えてしまうほどに2004年の状況は酷いものになってしまった。1998年にGIZAが設立して以来、商的にも作品の質的にもアーティストの質的にも、ファンである私ですら「最低の年」「由々しき一年」などと思わずにはいられない程に・・・。まあ盲目的にGIZAなら何でもいいという人はともかく、私はそういった考えを持つ気はさらさらない。楽曲至上主義・声質至上主義・そして良質な音楽をGIZAに求めているからこそ、ファンであるからこそ、言うべきことをきっちり言っておかなければならないだろう。
2004年は「GIZAアーティストであればとにかく買って聞いて」と今まで当たり前のように行ってきた行為を完全にやめてしまった年でもある。一応GIZAファンを自認してはいるものの、冷静に自己の行為や思考を分析すると、既にそれを公言することはもはや許されないと同時に思ってもいる。それほどまでに深刻な年であった。以下、数値や私見を存分に織り交ぜつつ、2004年のGIZAについて冷静に且つアツク、そして厳しく振り返っていく。

2004年のGIZAに関して述べるべきことはたくさんあれど、集約すると、

@商的な大惨敗
A大野・川島の失墜ならびに楽曲作成レベルの全体的低下
B新人アーティストの乱発&その失敗
C ABによって既存アーティストの活動への支障〜@へとつながる=GIZAの販売戦略の失敗
D3頭体制から2強体制へ〜愛内の失墜
Eかろうじての希望の発見〜竹井・岸本の奮闘〜


になるのではないだろうか。まず@から振り返ってみよう。(ランク・売上数値は「オリコンスタイル1/3〜10号」内の「完全保存版年間ヒットチャートBOOK」を参照。調査期間’は03/12/01〜’04/11〜29)

まず、シングルに関して。2004年のシングルでGIZA最高位&最高売上となったのは、倉木麻衣の「明日へ架ける橋」の111位。売上枚数は10万枚に達していない。2003年の「Time after Time」が年間ランキング62位で売上約14万枚と比べても大幅に後退している。
アルバムに関しては、「Wish You The Best」が総合7位で売上100枚近くを上げているものの、ベストアルバムという不満がある。
また、倉木に次ぐGIZAアーティストであり、倉木とともにGIZA3大アーティストして君臨している愛内・ガーネットクロウに関しては、倉木すら比較にならないほどの衰退振りを見せる。愛内で最も売上の多いシングル「Dream×Dream」は160位。またアルバムに関しては、シングルコレクションこそ102位になっているものの、最新作「PLAYGIRL」は1月第2週発売のオリコンスタイルで8万枚の売上になっている。この水準で行くと総合100位以内に入るのはほぼ不可能(2003年は総合100位)。
一方のガーネットクロウに関してはさらに酷く、一番売れたシングル「僕らだだけの未来」ですら303位。アルバムに関しては、3rdアルバム「Crystallize〜君という光」が390位。4thアルバム「I'm waiting 4 you」に関しては、現時点では(参照元は愛内と同じ)6万枚近くの売上になっているが、この水準だと100位以内どころか200位以内すら難しい。
それ以外のGIZAアーティストに関しては誰一人シングルでもアルバムでも300位以内に入っていない。ビーイング系列まで幅を広げれば、ZARDのアルバム「止まっていた時計が今動き出した」が73位に入っているし、B’zの作品や松本のソロプロジェクトTMGの作品も100位以内に入っているが、これはGIZAの一件を考える上で関係がない。

2004年の売上を見て確実にいえるのは、「倉木だけがかろうじて2流の売上であり、それ以外に関してはメジャーアーティストといえないレベルの売上」になったこと。ファンにとってはかなり厳しい意見になるが、GIZAファンというのは「かなりのマイナー支持者」であり、ファンもアーティストも業界に対して「影響を与えていない」ということが、数値を見るにはっきりしたように思う。
何故そうなってしまったのだろうか。これには多くの理由がある。つまるところ上記6項目のA〜Dすべてであり、さらにこれら項目が相乗効果を上げ、お互いがお互いの項目の理由になっていることが最大の理由といえる。まあ言ってしまえば、「GIZAの戦略の失敗」の一言に尽きるし、誰しもそう思うところがあるのだろうが、それだとあんまりなので、A以降の項目を述べていくことで、その理由やGIZAの販売戦略の失敗などについて示していく。かなりの大作になりますが、ご了承下さい。





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