♪File:13 日本ゴールドディスク大賞を切る


前回他事争論で予告した内容を変更し、今回はイラク関連ニュースで伸びつつも、やっと地上波での放映となったゴールドディスク大賞について述べていきます。

個人的にはレコード大賞やこの賞を始め、およそ日本における音楽の賞というのははっきりいって好きではない。何故、そう思うのかというと、選考の過程が不透明であることと、事務所と業界との癒着や意図的な誘導といったことを如実に感じるからである。
その選考の意図が最も不明であると思うのは、2002年の総評のブーイングニュースのところでも書いた悪名高いレコード大賞である(あえて理由はいわないが)。しかし、この賞よりある意味たちが悪いと思うのが、このゴールドディスク大賞。なぜかというとこの賞は、《「レコード(CD)の総出荷数から返品数を差し引いた、正味売上数字」を選定基準としている》というお題目にも関わらず、その選考結果を見てみると、矛盾した結果になっている場合があるからだ。

例えば、第8回、(1993年の作品選考)でい言えば、アーティストオブザイヤーは「WANDS」ではなく「ZARD」であろう。第15回(2000年の作品選考)では、「浜崎あゆみ」ではなく400万枚アルバムを売り、有力シングル5曲をだした「倉木麻衣」だと思う。確かに第15回の場合、浜崎はリミックス作品を数多く出しているので、ひょっとしたらこの選考は正しいのかもしれない。しかし、リミックスやベストアルバム、カバー作品などに対する扱いなどに関して、当賞のいい加減さがでているといえるだろう。正味売上げでの集計おおいに結構。しかし、その前に、きちんとした条件づけをせねばなるまい。個人的には、あくまで集計はスタジオオリジナルアルバムとシングルに限定すべきであると思う。ちなみに「選考に不正があるのでは」ということはここでも書かれている。審査には公認会計士が立ち会い、厳しいチェックをしているらしいのだが、果たして・・・。

そして、この賞のもう一つの問題は、各章選考アーティストの数が多すぎるということだ。特に今回は「ニューアーティストオブザイヤー」が10組と明らかに多すぎ。昔はここまで多くなかったのに。「アルバムオブザイヤー」も同様に多いし、こんなにたくさんのアーティストに賞を与える意味がよくわからない。売上げだけで決めているのであれば、どう考えても上位3つまででいいと思うのであるが。嫌な想像はしたくないものの、これでは単にCDやアーティストの宣伝ではないか、と勘ぐってしまう。

以上指摘した点の理由や目的が明らかにならない限り、この賞に対する私の評価が上がることはない。

次回は前回で予告した内容を予定しております。では







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