ユンナ

ユンナ

 ユンナ 「GO!Younha」 2005・10・05 88点
1.ほうき星-album Mix Version     2.もっとふたりで     3.オレンジの初恋
4.碧い檸檬      5.ゆびきり-日本語version-     6.向日葵
7.マイ☆ラバ     8.夢の続き-album Version-      9.あした、天気になれ。
10.相合傘      11.願いはひとつ       12.思い出にできない        13.タッチ
ジャンル区分J−pop ロック 王道バラード
良い点・加点要素ユンナの優れた歌唱力 多様性と安定した完成度を有す楽曲
減点要素・注意点リミックスの必要はなかったかも アルバムオリジナル曲少ない
「ほうき星」、「タッチ」のカバーを経て人気・実力ともうなぎのぼりである最中に送り出された1stアルバム。既発シングルの出来の良さもあり今作にはかなり期待していたのだが、その期待以上の出来だと思う。

賞賛すべき最初の点はとにかく曲の完成度が高いこと。シングル・カップリング曲である1・2・5・8・9・12曲目は無論、爽快さと切なさと躍動感とを併せ持つ6曲目、「岡本真夜っぽいな」〜と思ったら、実は彼女が作曲していた11曲目など実に出来が良く、いわゆる「捨て曲」に相当するものが今作には見当たらない。それだけでなく、王道バラードあり、爽快なポップソングあり、力強いロックあり、そのどれでもないジャンル区分が難しいものあり、と非常に多彩なのも今作の賞賛点として忘れてはならないだろう。
しかし、今作で何よりも優れているのは、歌い手であるユンナの歌唱だろう。ロック調の曲では力強さや伸びやかさを、バラード調の曲ではBoAのような切なさや、年齢にそぐわない大人っぽさを、アップテンポの曲では若者らしい瑞々しさや元気さを自在に演出し、そのどれもで高いレベルのものを見せ付ける彼女の歌唱はとても17歳のそれとは思えない。相反する要素を使い分けられることこそが、歌い手ユンナの真骨頂であろう。この天性のセンスに、より感情表現の深みが加われば、相当な存在になれるように思う。

数少ない問題点は、アルバムオリジナル曲が少なかったことと、シングル・カップリング曲を無理に「アルバムバージョン」にする必要がなかったことぐらいか。
今後は、その器用さを生かしアルバム全体の流れを意識した楽曲編成を心がけてもらえたらと思う。そうすれば、とんでもない存在になれるだろう。(2005/10/16)



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