鳳山雅姫

鳳山雅姫 「恋に落ちた二人」 2003・07・16 67点
歌手として、また詩人として以前から評価の高かった劇場形アーティスト鳳山の1st。彼女ならではのするどい感性から描かれる詩と優れた歌唱力で構成される各楽曲で全編を貫き通している。しかしながら、単曲単位では「なかなか」と思えるものの、アルバムを通して聞くと非常に単調であり、彼女のくどめの声質とあいまって聞き苦しさを否めない。それは、声質のみならず、同じ曲調ばかりの楽曲が多く、さらにその完成度の低さが影響しているからだと分析する。これは非常に残念だ。そして彼女にとって不幸なのは、この手のジャンルに関し、鬼束ちひろ・平家千晶・諫山実生などといったアーティストや天野月子といった彼女より実力のあるアーティストが同時代にひしめいていることだ。残念ながら今の所はうずもれているといってよいだろう。上記アーティストに並び超えるには、相当の努力が必要となろう。そうでないと今後とも聞き続けるのは辛い。(2003/0718)


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