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東京事変 「教育」 | 2004・11・25 | 35点 |
| ソロ活動を辞めた椎名が実力者たちを集め編成したバンドグループ、「東京事変」の1stアルバム。シングルを聞いたときから「ソロ時代」との相違を殆ど感じず、いったい何をやりたいのかかなり疑問だったのだが・・・。このアルバムを聞いて疑問が払拭するどころか、明らかに椎名は迷走・暴走しているとの感を抱かずにはいられない。申し訳ないが2004年ワーストの作品。はっきりいって駄作・愚作。 とにもかくにもアレンジがごちゃごちゃしてうるさすぎ。特に1・3・8・10の、椎名の声にディストーション処理を施した曲は、椎名の歌唱の魅力を全然引き出しておらず、たんにがちゃがちゃしたやかましい曲調や編曲とあいまって、個人的に「単にうるさいだけのうざい曲」との印象しか抱けない。4・7曲目といったこの手の処理を施していない曲らと比べると、このことは歴然としすぎている。 バンドサウンドといいながらも、バンドらしさをあまり感じず、単にうるささ・やかましさを出すだけにしか寄与していない。結局のところこのレベルの轟音サウンドはかつての椎名でも多々見られたものなので、わざわざバンド編成をとり「東京事変」と改名したことに何の必然性も理由も感じないのである。作為的であまりにこだわりすぎた作編曲・歌唱が、すべてをぶち壊してしまっているからだろう。もう少し普通の編曲を施したり、ストレートに歌ったりとこの人にはできないのだろうか。申し訳ないが、それが出来ないのであれば、かつての彼女の作品レビューに書いたように「自己満足」でしかない。売上は好調のようだし、現にレビューでは絶賛の嵐だが、今作ならびに東京事変は業界の壁を越えるとか、他のアーティストよりも秀でるとかといったものでなく、狭い世界でしかも内向きのお祭り騒ぎでしかないと私は考える。今後の進化・発展を望むのは難しいだろう。ソロ3作目の方向性が結構気に入っていただけにあまりに残念。この作品の出来では、1アーティーティストとして評価・尊敬する気に到底なれない。(2004/12/11) | |||