| the tambourines 「my back pages」 | 2002・04・17 | 71点 | |
| タンバリンズの1st。全体を通じて、古きよきアメリカ的な雰囲気をかもし出すさわやかなサウンドとメロディー、そしてそれに加え、GIZAお得意の少しの哀愁を漂わすポップソングが支配する。各曲を歌い上げる松永のボーカルも魅力に富んでいる。 しかし、松永自身の作曲した2曲を始め、GIZAの有力作曲家の作る曲の完成度は何故かぱっとしない。恐らく、川島も大野もこういった類の曲は得意でないからであると思う。それと松永が自分のやりたい音楽をきちんと表現できるだけの歌唱力と作曲能力をまだ持ち合わせていなかったことも作品の完成度を下げている要因となっている。しかし、楽曲の発想自体は面白いので、この路線でより磨きをかけることができたら大化けする可能性はある。 | |||
| the tambourines 「dizzy season」 | 2003・04・23 | 80点 | |
| タンバリンズの2nd。前作と同様さわやかなポップソングを存分に聞かせてくれるが、楽曲の完成度が格段にあがり、彼女の如実の成長を感じさせる力作に仕上がった。こうなった要因には松永の成長ももちろんあるのだろうが、彼女の世界観にお世辞にもあっていたとはいえない大野愛果と川島だりあの提供曲がなくなったことが影響していると思う。作曲者と自分たちのやりたい音楽に絞込みをかけたことが好結果に繋がったと思う。 ただあえて難点を挙げるとすれば、聞き手を惹きつける魅力にまだ少し欠けることか。しかし、この先の活躍を期待させるには十分の内容であった。(2003/04/26) | |||
| the★tambourines 「home again」 | 2003・11・26 | 86点 | |
| 作品毎に自分たちの音楽性をより高い水準で提示し続けるタンバリンズの3rd。今作もまさにそのことを象徴する作品であろう。前作からの間隔は短いものの、1・3・5曲目をはじめ完成度は非常に高い。またより彼らならではの要素を今まで以上に出しきれていると感じる。それは、他者からの提供曲が1曲のみで、残り全部を松永・麻井の両名で作り上げたことと、彼らの音楽的能力の著しい成長を遂げたことにあろう。今作では明るめでさわやかな前作とは違い、ほんの少しの哀愁ともの悲しさといったものを感じ取れる作風となったが、この一点集中ともとれる概念の設定が、聞いていて潔さと心地よさとを感じる要因となっている。すばらしい作品であるが、残念ながら今作もミニアルバムということと、7曲目が少し弱かったのが数少ない減点対象となってしまった。次回こそはフルアルバムであってほしい。そうすれば90点の大台も決して夢ではないだろう。(2003/11/28) | |||