玉置成実

玉置成実

・1stアルバム 「Greeting」  ・2ndアルバム 「Make Progress」
 玉置成実  「Greeting」 2004・02・25 78点
1.Eternal Voice    2 .Believe    3.day by day
4.Complete    5.Be Positive<光の中で輝いて>
6.NEVER STOP MY HEART−君という奇蹟に−    7.Shining Star☆忘れないから☆   8.Realize
9.Naked    10.Destiny     11.明日の君
12.Prayer     13.Believe−Evidence01 Mix−
ジャンル区分ダンス ユーロビート トランス デジタルポップ その他注記: 
良い点・加点要素想像以上に多彩な楽曲で且つ隙のない曲構成項目番号:
減点要素・注意点ポイントであるはずのダンスチューンが既にマンネリ・・・  項目番号:8
ソニー期待の新人玉置の1stアルバム。既発シングルはまずまずであるものの、特筆すべきよさがなかったことからアルバムにはさして期待していなかったのだが・・・。結論としては、まずまずの良作ではないだろうか。音楽性に関しては、「90年代のエイベックス的ダンス・ユーロビート・トランス曲と80年代的アイドル歌謡が融合したもの」といった感じ。鋭いダンスチューンとそれに反する少し地下アイドルやアニメ歌謡的雰囲気を出しているバラード曲とが対照的である。この点のところがBoAとか安室とかにはないものであろう。一方それを歌い上げる玉置の歌唱も、程よくノリがよく、程よく甘く、程よく憂いを帯びて、と想像以上に健闘しているといえる。絶対的な上手さはないが、自分の出来る範囲でしっかりと歌い上げているのには好感が持てる。
作編曲に関しては天下のソニーだけあってかいい仕事をしている。すさまじい名曲はないが、一方で「これはちょっと・・・」と言う様な駄曲・凡曲もなく隙のない仕上がりになっている。また4・9曲目と彼女の新たな要素を感じさせる面白い曲があったのも、高評価につながった。玉置の資質をいい形で引き出しているのではないだろうか。
但し、この点に収まってしまったのには、アップテンポで若干のバラード的要素が入る曲や典型的なダンスナンバーに関して、曲も彼女の歌唱にも単調さが拭えなかったこと。それとお馴染みのダンスナンバーに関しても、他者を引き離していくような絶対的な特徴や要素がなかったことがあるからだ。1stアルバムとしては十分出来がよかったが、このことを今後どう克服していくかが、彼女の躍進のポイントとなろう。シングルが気に入った方ならば、購入してもいい作品ではないだろうか。(2005/08/06変更)
 玉置成実 「Make Progress」 2005・05・11 57点
1.-Fly Away-     2.Reason      3.Daybreak
4.Future Step     5.Truth      6.大胆にいきましょう↑Heart & Soul↑
7.Make Progress -Inst-       8.Heroine      9.暗闇物語
10.You     11.Fortune      12.DreamerS
13.Distance     14.Reason Reproduction 〜flash-forward mix〜
ジャンル区分ダンス ユーロビート トランス デジタルポップ その他注記: 
良い点・加点要素楽曲から感じ取れる元気のよさ項目番号:
減点要素・注意点前作から成長どころか退化している曲 曲の多さ 項目番号:1 6 8 11
歌って踊れるソニーアーティスト「タマキン」(この呼び名には抵抗あるな)の2ndアルバム。1stが思った以上に出来がよかったこともあり、更なる成長を今作に期待したのだが・・・。アルバム名である「進歩・進化」とは全く逆で1stアルバム時よりも大幅に「退化」したように思えてならない。
音楽性に関しては、デジタルサウンドを柱としたダンス・トランス・ユーロビート的な曲を主軸としつつ、歌謡曲的な歌メロやハードロック調の曲、アニメ歌謡的な曲もあるなど、前作で見せた幅広さを一層進化させているように思う。当初こそBoAと比較された彼女であるが、既にダンスをやる以外に共通点はなく、音楽性に関しては全くの別物だと言えるだろう。ここまでデジタル的な音を全面に押し出したアーティストは、実は彼女以外にあまりいないのではないだろうか。この2つの点に関しては評価できる。しかし肝心の楽曲の質に関しては首を傾げざるを得ないものがある。
まず彼女の強みであるアップテンポのダンスチューンの出来が前作よりも悪い。2曲目だけが辛うじて前作レベルを保っていたが、全体的に言葉に詰め込み感が否めず、さらにサビがやや長めでシャープさに欠けてしまっているのだ。そして、新機軸であろう4・6・9曲目が空回りしていること。実験精神は評価するが、新たな魅力の提示及びアーティストとしての成長を促せているとは思えなかった。特にシングルである6曲目の方向性にはかなり疑問が・・・。
また、収録曲が多く、しかも1曲がインスト、最終曲がリミックスという構成も問題である。
彼女の場合変に曲種を増やしたり、必要以上に実験精神に拘ったりするよりは、ダンスチューンや哀愁系のバラード曲の完成度を上げることに努めた方がいいように思う。それが出来ていない今作に彼女ならではの魅力をあまり感じ取れなかった。現時点では同系統の歌手がいないことからも、もっと鷹揚に構えたほうがいいだろう。実力はあるので、ソニーにはもう少ししっかり彼女を育てていただきたい。(2005/08/07)



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