Soul Crusaders

Soul Crusaders

 Soul Crusaders 「Flavor of Life」 2001・10・03 79点
今は亡きGIZAのアーティストグループ、Soul Crusadersの最初にして最後のアルバム。80年代的なポップスの爽快さに、グルーブ感やソウルミュージックの要素をも加えた彼ら独特の音世界を、既に1作目にして感じ取ることが出来る。グルーブ感をここまで押し出したGIZAアーティストは、後にも先にも彼らだけではないだろうか。だからといってGIZAならではのメロディーのよさや哀愁がないかというと、決してそうではない。3・4・12曲目などをはじめ、歌い手である森下知美のややドリカムの吉田美和を感じさせながらも、伸びやかで憂いを帯びた歌唱を活かした良メロの曲らで構成されている。個々の曲の出来は高い。要所要所で挿入されるラップもノリの構築に多大な貢献をしている。様々な曲種に挑戦し、ワールドミュージック的な要素を感じ取れるのも、彼らの音楽的技量の高さを物語っているといえる。
総じてよく出来た作品ではあるものの、残念なのは、森下の歌唱とリズムパターンが似通ってしまい、特に中盤以降において単調さを感じてしまったこと。ただ1作目にそれを望むのは少々酷なような気もする。今後この問題をどのように解決し、如何様の音世界を見せてくれるかがとても楽しみだったのに・・・。今作を発表しただけで解散になってしまった。大化けして業界を面白くしてくれる存在になれる可能性があっただけに、残念この上ない。(2004/10/10)



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