三枝夕夏INdb

三枝夕夏INdb

 三枝夕夏INdb 「Secret&Lies」 2002・02・05 83点
GIZAの新鋭三枝夕夏の1stミニアルバム。評価の高いシングル曲以外のGIZAお抱えの作曲陣の提供する楽曲は、派手さや強烈なインパクトとは無縁だが、しみじみした魅力に溢れている。特に中村由利が提供した「guraduation」はすばらしい。中村の提供者としての才能を見せ付けたといえよう。三枝の丁寧な発声を心がけた歌唱も未熟ながらもいい味を出している。
ただ、いただけないのは、作曲家に転向した松橋未樹の提供する最終曲。厳しいけど、正直一昔前のエイベックスの凡曲を連想させられた。特にサビのつまらなさが致命的。まだまだ努力と勉強とが必要であろう。それさえなかったら90点近い点数をつけたのだが。
 三枝夕夏Id 「君と約束した優しいあの場所まで」 2003・11・19 68点
前作から時間をおかずに発表された三枝の2nd。ジャケ写や製作陣の豪華さを見るに彼女に対する力の入れようの凄さを感じ取ることができる。しかし、それに見合った作品であるとは言い難い。製作陣の多さの割には、アップテンポな曲の曲調がかなり似通っており、また実力者である大野の曲を始め「これ」という曲がなく、各曲が「悪くもないけどだからといってよくもない」という感が否めないからである。曲の水準は高いが、聞いていて引き込まれる魅力や面白みや凄みを有してはいない。つまりは聞き応えがないのである。カラオケ的な印象を感じる三枝の妙にあっさりした歌唱と魅力を感じない詩もこのことを助長しているといえる。個人的にはある意味もっとも好きになれないタイプの作風である。1stの出来がよかっただけに残念だ。ところで「ひらり夢一夜」の「Dreaming Flight Only Night」の部分と、「I'm in Love」の「I'm in love 電話越し」の部分ってほぼ同じように聞こえてしまうのだが、気のせいですかね。(2004/12/01点数のみ変更)
 三枝夕夏INdb 「U−ka Saegusa INdb U」 2004・11・18 58点
既にどうでもいい存在になっている三枝の3作目。はっきりいって全然期待していなかったのだが、結論としては「それなりに聞けた」というところか。但しそれ以上のものはなく、購入したいとか繰り返し聞きたいとは全く思わない。
それにしても収録12曲のうち、大野6曲、小松が1曲、徳永が1曲と常軌を逸した厚遇ぶりである。しかし、その豪華さに見合った作品の完成度であるかというと、かなり疑問。そもそもこの作品、ニューアルバムといえるのだろうか?。シングル曲で4曲、カップリングで2曲、ジュエリーとWAGに対する詞提供曲で3曲と全くお買い得感がない手抜きアルバムとしかいいようがない。それでも曲の出来が良ければいいのだが・・・。6・7曲目と肝心の大野曲シングルが作品の質を大きく下げる理由になっており、さらにそれに小澤の編曲や五大の曲が厚みを加えこの作品のダメさ加減を構築している。結構批判した1曲目や2曲目、ジュエリー曲が「名曲」と思えるぐらいに・・・。アルバムオリジナル曲であり今作に対する唯一の注目どころでもある小松提供曲「私を許さないで」も安っぽい70年代歌謡としか思えなかったし、大野オリジナルバラード曲「Hand to Hand」も大野ならではの繊細さや美しさのかけらもなく、単調極まりないサビメロ等実につまらない。そして、究極のバカソングたる12曲目で本作が締められる。実になめた作品構成である。上記「名曲と思える」と書いた曲があったから、かろうじて聞けた作品であろう。唯一の救いは岩井作曲の5曲目。往年のよき三枝の歌唱の一端を感じ取ることが出来た。その気になればきちんと歌え、魅力を出せる人なのに・・・。HMVやヤフーのレビューでは絶賛の嵐だが、個人的にそのことが全く理解できないでいる。(2004/12/05)



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