山口百恵ベスト

 山口百恵 「百恵クライマックス」 1994・12・01 90点
最近いろんなアーティストらにカバーされていることもあり、注目を再び集めている山口百恵。彼女のベストアルバムは数多くあれど、彼女の代表曲が最も凝縮された形で収録されているのは、恐らく今作ではなかろうか。曲数は10曲と少ないものの、「いい日旅立ち」「イミテーションゴールド」「秋桜」などなど、彼女を不世出の存在たらしめた不朽の名曲らがきちんと抑えられている。このことは最大限評価していいだろう。また、とても十代とは思えない色気を放出しまくっているジャケも非常にいい。
それにしても彼女が突如引退してからかれこれ25年近くもたっているが、今作に収録されている名曲の数々、及び彼女の歌唱は、歳月など無視した圧倒的な魅力を放ち続けている。日本の戦後歌謡を語る上で、美空ひばりと並び何故に彼女の存在をはずすことができないのか。このベストは、音楽的な理論や文化論といったものではなく、感覚的にそのことを教えてくれる。


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