mihimaruGT

 mihimaruGT 「mihimarhythm」 2004・09・08 83点
ボレロの旋律を導入した「帰ろう歌」がヒットしたことにより一躍注目を浴びたヒップホップデュオ、「mihimaruGT」の1stアルバム。かつてのEAST END×YURIを髣髴させるが、音楽的な錬度や洗練さに関しては、こちらの方がずっと上ではないだろうか。
クセがなく、外見と同様非常にかわいい声質をもって、時に気だるく時に切なく時に元気いっぱいに歌い上げるhirokoの歌唱が、従来のヒップホップにはない爽快さやみずみずしさを与えているように思う。通常のポップソングのような聞きやすさやポップ性を感じるのは、彼女の魅力によるところが大きい。まだ歌唱技術や表現に関しては甘さがあるが、実にいい歌い手ではなかろうか。人気の出る歌姫の条件を満たしているように思う。外見の魅力ではGIZAアーティストに匹敵しよう。
収録曲もシングル曲を中心に、隙のない完成度の高い曲でまとめられている。音楽性が故にやや均質的な印象を感じるものの、逆にこの潔い一点集中のつくりは賞賛要素ではないだろうか。「願い〜negai〜」「ホシノネガイ」「mihimarhtym」はその中でも良曲。
今後如何にして聞き手を飽きさせずに且つ、音楽的な幅を広げていくかが、これからの活動を考える上で重要な要素になろう。それはさておき、ジャンルが故に聞き手を選ぶものの、「ヒップホップはちょっと」という人もチェックしてみても面白いのではないだろうか。ただし、男性のラップボーカルはいらない。ラップに切れ味も魅力も何にもないので、hirokoの歌唱だけでいい。(2004/10/23)



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