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松田樹利亜 「JuliaT」(廃盤) | 1994・02・24 | 94点 |
| 日本屈指の女性ボーカリストの一人松田樹利亜のデビュー作品にして最高傑作。田村直美や石川憲門の提供する楽曲は、完成度が非常に高く、そして松田の圧倒的な歌唱力を見事に生かしているといえよう。それは、他の女性アーティストにはなかなか聞くことができない力強さと独特の構築美に溢れている。上記要素が生み出す今作のスケールの大きさを前に、聞き手は圧倒されるだけである。 6曲目「シングルガール」は、強烈なまでの哀愁と力強さと美しさが松田の歌唱により見事なまでに表現された名曲中の名曲。 中古CD屋にいくと悲しいばかりの安値で叩き売られている今作であるが、個人的には90年代を代表する作品だと信じて疑わない(2003/05/27改稿) | |||
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松田樹利亜 「JuliaU」 | 1995・03・25 | 80点 |
| 松田樹利亜の2作目。彼女自身が楽曲の作曲を行うようになったことが前作との最大の違いだ。 しかし、残念ながらこのことが、前作に比べ楽曲の完成度を下げてしまうことになったと思う。 全体的には、「負けないBroken Herat」「Rain」など良曲も数多くあるのだが、前作のような優れた構築美や楽曲から感じ取ることの出来る迫力に欠けているといわざるを得ない。彼女の歌唱力が非常に優れているだけに、このことはあまりにももったいなさすぎる。妙に明るくなった楽曲群も、いまいち彼女にあっているとは思わなかったし。(2003/04/20) | |||
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松田樹利亜 「JuliaV」 | 1996・04・25 | 68点 |
| 松田の3作目。楽曲製作に関し、完全に彼女が主導権を握ることになったのだが、そのことがこの作品の不出来を決定的にした最大の理由であると思う。ボーカリストとして超一級の松田ではあるが、残念ながら作曲者としてはそうではなかった。ともかくシングル曲を始め、楽曲の完成度がかつての作品と比べ低すぎた。 その中において7曲目の「月下美人」は圧巻。往年の彼女の名曲すら軽く凌駕する、圧倒的な迫力と美を有するこの曲のためだけに、本作を購入しても良いくらいであると思う。(2003/04/20) | |||
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松田樹利亜 「BE ROCK!」 | 2004・07・07 | 80点 |
| 日本の女性ボーカル史に残るであろう圧倒的技量を有していながらも、作品を出してはレコード会社を移籍、と不遇の状況にある松田。その彼女が更なる移籍を経て送り出したハードロック曲を収録したミニアルバムである。 1曲目から、流行のミクスチャーやラウドロックの影響を受けたであろうゴリゴリのサウンドに乗せて展開される、パンチの効いた彼女の歌唱の力強さと巧さとに圧倒されまくる。この独特の節回しと艶っぽさ、10年ほど前から変わりなき松田の真骨頂である。やはりこの手の曲を歌わして彼女の右にでる歌い手など、この日本に殆どいないだろう。生粋のハードロックボーカリストである。今作は徹頭徹尾ハードロックなので、聞き手をかなり選ぶが、歌唱と演奏のレベルの高さもあるし、曲もまずまずなので、この手の音楽が好きな人は一聴に値しよう。ここ最近は、彼女自身が作曲に携わることはないようだが、個人的にその判断は賢明のように思う。彼女は歌い手としては超一流だが、作曲者としてはそう思えないところがあるからだ。無理に作曲せずに、優れた作曲家の作る曲を歌うだけで十分すぎると思う。 但し、好意的な文面に反し点をやや低めにしたのは、今作がCCCDだから。露骨に声や屈強な演奏がこもってしまっており、もったいなさをぬぐえない。だいたいレンタル屋で置いてある可能性が限りなく低いであろう彼女の作品をCCCDにすることに何の意味があるのだろうか。それと、やはり彼女には1st、2ndあたりのハードポップとハードロックが融合した路線に戻ってほしく思う。(2004/08/20) | |||