LOVE PSYCHEDELICO

LOVE PSYCHEDELICO 「LOVE PSYCHEDELICOV」 2004・02・25 74点
実力派アーティストであるラブサイケデリコの3rd。「ホテルビーナス」の主題歌である1曲目や、ドラマにタイアップされた3曲目を始め、ジャニス・ジョップリンやビートルズといった60年代70年代の名アーティストからの影響を感じさせながらも、ボーカルKUMIの淡々とした歌唱と佐藤直樹の作るやや乾いた質感のあるサウンドとの高次元の融合により、非常にレベルの高い且つ、彼らならではの独特な音楽を聞かせてくれる。KUMIの堪能な英語の発音もあり、ある意味、洋楽アーティスト以上に洋楽アーティストっぽい、といってもいいのではないだろうか。とにかくアルバムから感じ取ることのできる空気感がクールでかっこよく、そうでありつつも何故か叙情性をも感じるところが、彼らが彼らであるが故の凄さであろう。誰もまねできない孤高の世界が確かに存在する。
しかし、厳しい評価にしたのには、躍動感や緊張感を感じる曲が比較的あった5曲目までと比べ、それ以降から9曲目まで比較的スローテンポで気だるさを感じる曲が続いてしまったことにより、やや飽きがきてしまったからだ。逆にいうと、その雰囲気になじめる人にとっては、今作はかなりの名盤であるということ。個人的には1曲目とか3曲目のような曲が後半に1・2曲でも入っていたら、と思うのだが・・・。そんな個人的な評価関係なしに、改めて彼らの実力の高さを堪能できる作品であることに、何ら間違いはないだろう。(2004/03/27)


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