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小柳ゆき MY ALL< YUKI KOYANAGI SINGLES 1999−2003> | 2004・02・25 | 42点 |
| ほぼ同時期にデビューした宇多田や倉木・MISIAといったアーティストのベストアルバムがリリース、ないしはリリース予定の中発表された小柳のベストアルバム。しかし、上記アーティストらが業界においてそれなりの活動をし、支持を得ているのに対し、「恋のフーガ」といったキワモノカバーや洋楽カバーですら話題を取れない今の小柳の凋落振りを象徴するかのようなダメベストとしかいいようがない。元々この人をあまり評価していなかったのだが、このベストを聞いて、今の凋落振りと併せ、何故今まで彼女の曲をちゃんと聞こうとしなかったかの理由がよくわかった。 ベストアルバムであるのに、ある程度いいと思える曲が「Endless」くらいで、後は聞いていて何も感じない「並以下」の曲ばかり。しかし、このダメさは曲の悪さもさることながら、小柳の歌唱によってもたらされた部分が多いと感じずにはいられない。小柳の歌唱技術が上手いことは確かなれど、ただ上手いだけで正直「だから何?」といった感じで、歌唱を通して伝わってくるものがない。ものすごく酷い言い方になるが、単なる自己満足だろう。曲の魅力を歌によって引き出そうとしているのではなく、自分の歌唱技術の自慢に歌を利用している感がどうしても拭えない。圧倒的な声量だけがむなしく響き渡る、今作はそういった作品であった。現に一時代を築いたアーティストのベストであるにも関わらず、売上げは散々な結果になってしまっている。もう業界に彼女の居場所はなくなってきているのではないだろうか。まあそういったこと関係なしに、小柳や小柳の曲は、楽曲と声質至上主義を掲げる私にとって全く必要のないものだ。ファンの方には悪いけど。(2004/02/28) | |||