| 宇多田ヒカル 「First Love」 | 1998・12・09 | 71点 | |
| 日本音楽史上最高の売上げを記録した空前のアルバム。しかし、このアルバムが売上げにふさわしい内容を有しているかというと、ファンの方には悪いが、正直そうは思わない。確かに日本に本格的なR&Bを定着させるのに甚大なる貢献をしたということではこの上ない名盤である。だが、このアルバムの楽曲は、圧倒的な魅力を見せるシングル曲以外は、R&Bが有しがちなくどさやたるさばかりが目立つ凡曲の集まりに過ぎなかったと思わずにはいられない。そのシングル曲である1・2曲目でさえ、最後のサビメロの繰り返しのくどさは否めない。聞いていて飽きてしまうのだ。 業界・マスコミ一体となっての強烈な後押しを見ていて、「そんなにすごいのか」ということで買って聞いてみたのだが、圧倒的才能の片鱗を確かに感じる半面、それと同じくらい失望を感じた。(2004/02/14改稿) | |||