| アネモネ 「クラシックス」 | 2003・11・05 | 88点 | |
| インディーズで活躍していたアネモネのメジャーデビュー第一作目。その完成度は、インディーズ時代の活動の長さが明確に反映されたこともあろうが、とても新人とは思えぬものがある。プログレッシブロックや新井巨匠にも通ずるデジタルチックなサウンドに、ポップ性にあふれた歌メロと川瀬智子や茉樹代的な甘いボーカルが乗るという構成の各曲は、個性的であり、聞き手を不思議な世界へといざなう。ひたすらデジタルなサウンドであるにも関わらず、ほんわかな空間を構築している様に正直ぶったまげた。しかも自作自演で、セルフプロデュースというのは驚き以外の何者でもない。こんな人がいたとは・・・。この人のことは全く知らなかったのだが、2003年最後の衝撃といってもいいほどの人材と作品であるといえる。残念なのはいまいち音質がよくなかったことと、比較的曲調が似通っていたことか。この先この問題をクリアし、より深遠な音世界を提示することができたら、巨匠に次ぐ地位も決して夢ではないだろう。(2003/12/15) | |||