相川七瀬

 相川七瀬 「Paradox」 1997・07・02 95点
1・CAT on the Street  2・ 天使のように踊らせて
3・トラブルメイカー(trouble mix)  4・明けることのない夜 沈むことのない太陽

5・鳥になれたら  6・ a piece of memory  7・ 恋心
8.こんなに愛しても(water version) 9.Love merry−go−round
10.Sweet Emotion(S.V.mix) 11.Two of us
ジャンル区分ハードロック ポップス
良い点・加点要素収録曲がバラエティー豊かで完成度も高い
悪い点・減点要素ハードな曲での歌唱がやや弱いか
90年代半ばから後半を代表するアーティスト相川の2作目。個人的に相川作品の中でも最高傑作だと考えている。前作と比べるとハードロック色が少し後退したものの、4・5・7曲目といった胸を打つバラード曲の存在をはじめ、収録曲の完成度と幅広さに関して飛躍的な進化を遂げた。このことが、前作では攻撃性ばかり目立っていた前作とは違い、一歩引いた魅力、彼女の歌い手としての新たな一面を見せるのに繋がったといえるだろう。詞に関しても、社会や他者に対する反感や不満だけでなく、人間の心情・愛情を綴ったのが増えているのも、それを裏付けている。
収録曲に関しては、殆どケチのつけようのないくらいに質が高い。隙や無駄というものを一切感じさせない作編曲に基づく完璧な作品を創造しつつ、相川七瀬というアーティストを確実に進化させている織田哲郎の技量に感嘆せずにはいられない。90年代最高の作曲家である彼の絶頂期を何よりも示している作品ではなかろうか。
彼女の新境地を見せ付けたバラード曲である4・5曲目は名曲ぞろいの彼女の中でも最高の曲。それ以外にも聞き所は満載。今では彼女のような音楽をやるものがいなくなってしまったこともあり、この作品に対する思いはますます強くなっている。(2005/05/04改稿)


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