川島だりあ

 川島だりあ 「Don’t Look Back 1992・02・26 96点
1.Don’t Look Back         2.瓦礫の愛
3.We’ll Be Together         4.Stay With Me
5.Fly−By−Night
          6.シンデ“Fuckin’”レラ
7.Give Me All Your Love       8.Franchise
9.Baby Baby
ジャンル区分ハードロック ハードポップ ヘヴィーメタル ポップス
良い点・加点要素これぞハードロック!! 力強さと退廃感とがたまらない 川島の歌唱に酔え
悪い点・減点要素どろどろした世界観やおふざけ感ある詞が苦手だと聞けないかも・・・。
ZARD、愛内里菜、岸本早未などのGIZAアーティストを裏で支えつづけている作曲者、川島だりあのソロ時代2作目。GIZA時代の提供曲とは違い、今作で聞けるのは、力強さ、退廃感、壮大さが完璧に融合したすばらしいハードロック曲の数々である。ビーイング系列のアーティストであるが、「ビーイングのBはB級のB」と今作発表時に揶揄されてきたような安っぽさや猿真似感は微塵もない。あるのは、類まれな作曲能力により生み出された優れた楽曲、後にFEEL SO BADでパートナーとなる倉田のギターを主とした優れたバックの演奏、そして川島の力強く表現豊かな歌唱。それらの融合によって作られた今作は、日本の女性ハードロック作品の中でも、紛れもなく最高峰のものだと断言する。
この中でも特にすばらしいのは、やはり川島の歌唱であろう。圧倒的な技術と力とをもって、退廃感や自虐性溢れる愛憎世界を歌い上げる様は圧巻。狂気と官能が織り成す美学がここにある。個人的に川島曲の中でも最高の1曲だと確信している8曲目「Franchise」は、まさにその美学を体現していると言えるだろう。
この曲以外にも、圧倒的なエナジーほとばしる1曲目、壮大なハードロックバラード曲である5曲目、ブルースロックの9曲目と、曲の出来も素晴らしくしかも多彩。FSB解散後の彼女は、どうにも魅力に陰りが出てきているが、このときの彼女は「90年代最高の作曲家の一人」と言ってもいいぐらいの凄さがあった。ビーイングやGIZAのファンであるのなら、一度は耳にして頂きたいところ。(2005/05/08改稿)


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